2016年2月29日月曜日

なまけもの。

書かないと書かないととは思っていたものの、家に帰るとパソコンをひらくのが億劫で億劫でブログを書けずにおりました。


2月はブータンでいろいろなことが起こりました。

まずは5日に5代国王陛下と王妃の間に王子が生まれ、そのために8日が祭日になったり様々なイベントが行われたり。
イベントっていうのは主に宗教儀式なんだけれど、全国で王子の健康などを祈祷が行われました。ティンプーではタシチョ・ゾンでトンドル(巨大なアップリケの仏画)が公開されたり、最終日にはツェパメ・ワンという長寿を祈る特別な祈りが捧げられて多くの人が集まりました。

長寿のお祈りの様子


7日はわたしの誕生日だったし、冷蔵庫が壊れて冷えなくなっちゃって冷凍食品が全部解けてしまったり。

そのすぐ後には、ブータンの暦のお正月(ロサ)があり祭日が続いて。
Losar Tashi Delek!
そんな頃に、友人宅の生後2週間の3匹のねこちゃんのお母さんが亡くなり、大変子育てをちょこちょこお手伝いしに行くという名目で邪魔をしているような、ただお茶飲みに行ってるような、役に立たないことを繰り返し。
手のひらサイズの子猫が3匹も
21日は国王誕生日でイベントがあって、チャンリミタン・グラウンドのイベントに出席したり。
イベントで頂いたポスター

25日はクエート大使館主催の、クエートの建国記念日イベントにお呼ばれしたり。
すっごい色の国旗ケーキ。でも味は最高でした
そういえばこのイベント、去年までは特に何もなかったんだけれど(←ひどい言い分で申し訳ないけれど…)というのは、クエートって特にブータンで何かプロジェクトとかやってなかったからとっても静かなイベントだったんです。
でも昨年から、多くの若者がクエートで仕事をすることになって(今までに2回送って、80人位の若者が仕事を得たらしい。そして次回は100人弱の若者を研修してクエートに送るんだそうだ)その子たちもイベントに参加したのでとても賑やかでした。

ブータンの学生さんは冬休みが終わり、新学年が始まりました。というわけで、27日からわたしの刺繍の学校もスタート。今まで習っていた先生が異動されたので新しい先生に習い始めました。去年までのクラスメイトたちは殆どが仕立屋コースの1年目に進み、わたしは新入生と一緒のクラスです。
去年までのクラスメイトたちが休憩時間、ちょこちょこと挨拶に来てくれて嬉しい限り。

あとは思ったより仕事が進まなかったかな。
なんたって祭日が多かった、そして冬時間なので16時までだった(とはいってもその時間に帰れた試しがないけれど…)。

あ、あと各地で何度も山火事が起きました。そしてブータンで初めて、ヘリコプターによる消火活動が実施されました。でもそのヘリコプターが見たいが為に子供たちが山火事を起こしたとの噂も(苦笑)

ここ数ヶ月、ねこちゃんが寒かったからわたしの腕枕で一緒に寝ていてくれていたのですが、最近暖かくなってきたのでお布団に入ってきてくれなくなってしまいました…暖かさが憎いわ(笑)

それから柔道場の畳を柔道家の古賀さん?などが贈ってくださったのでそのイベントに行ったかな。この春にブータンの柔道をやっている子供たちが日本に遠征に行く予定で、ほんの少しだけれど金銭的な支援をReady forというものを通じて行ったので、イベントに声を掛けてもらいました。


盛りだくさんな一ヶ月でした。

とりあえず3月は1週間に1回以上のアップを目指して頑張ります☆

2016年1月25日月曜日

市長選挙。

22日(金)はハ県に日帰り出張に出ていたのだが、その時に一緒に行ってくれたドライバーが凍りついたり雪に埋もれた峠を越えながらこう言った。

『マダム、明日から3連休で嬉しいですね!』

えっ!聞いてないよ~!
最近、ニュースも新聞も一切見てないせいでいろいろ見落としているのかな?

なんて思っているとまさにその通りで、首都ティンプーは市長選挙があるから25日(月)が休日になるらしいとの事。あ、選挙ならお休みだね…とすんなり納得したものの、その夜のニュースを見ても休みになるとのアナウンスをしないのだ。今回は首都ティンプーの他に、プンツォリンとゲレフというインドとの国境近くの市長選挙もあるので、国境を閉鎖しますとかそういうアナウンスはしているのに、お休みアナウンスは無し…

本当かな?と日曜日、同僚にメッセージをすると『まだ正式発表はないけれど、たぶん休みだと思う。なにか情報があったらまた連絡するよ』との返事。

結局、連絡はなかったので休みだなと。月曜日に寝坊しようと思ったけれどちょっと心配で朝に外の様子を見ていたけれど、出勤すると思わしき人々が一切外にいないので一安心。のんびり二度寝しようとも思ったけれど、新年早々に洗濯機が壊れて大物が放置されていたので、朝から洗濯三昧。すっきりしました。

選挙なので、街のお店などは全ておやすみだったそう。人もあまり出歩いて居ないだろうからゴーストタウンのようだったんだろうなぁ。


実は、ゲレフの市長選挙には先日まで国立図書館の館長をしていらした方(同じ省庁でお世話になっていた)が立候補されていたので興味を持ってみていたのだけれど、落選。残念だわ。


選挙の結果などは、下記リンク参照。
http://www.kuenselonline.com/thrompons-elected/

ブータンには、住民票のようなものがないので、戸籍があるところでしか選挙権がありません。首都ティンプーに出てきている人のほとんどが戸籍は田舎のままなので、ティンプーに住む人の多くが市長選挙の選挙権がありません。祖父母の代からティンプーに出てきたから、ティンプー生まれティンプー育ちっていう人も戸籍が田舎に置きっぱなしの人が多いんだよ。理由はいろいろあるけれどなんか不思議だわ。


そういえば、街ですっごく微妙なお土産みつけたから写真貼っておくね。
き、き、きてぃさんですか?(笑)

2016年1月20日水曜日

初雪休暇。

19日(水)は突然現場に呼び出され、パロの国立博物館の現場に行ってきた。
入口部分の龍の彫り物
この現場はなでしこの撮影でも使われたけれど、順調に工事は進められていていい感じ。問題は国立博物館側が今更ながらに予定にないことを言い出して、予算もないし工期もないし困ったね…という感じかな。まぁよくあることなんですけれど…
 
そんなこんなでちょっと仕事をして帰ってきたのだけれど、かなり疲れてしまい帰宅後にばたんきゅー。うとうとしていたら賑やかな雨音に起こされた。この時期、ブータンでは乾季なのだけれどたまに雨や雪が降るんだよね。深夜の冷え込みで上手く雨が雪に変わってくれたら、初雪休暇になるのになぁ…なんて思いながらねこちゃんと一緒に就寝。
 
朝方5時頃、ねこちゃんに起こされて窓を開けた時、屋根の上に5センチメートルくらいうっすら積もった雪を暗い中メガネも掛けずに見ることが出来た。わたしの家はティンプーでも標高の高めのところにあるので、町ではほとんど積もっていないだろうし、朝日とともに消えてしまうなぁ…初雪休暇ならず…と勝手に思い込んで二度寝を決め込んだ。
 
すると、なんと次に起きた7時でもまだ結構雪が残ってるではありませんか!

 
やった、これは初雪休暇の可能性が…と思って、テレビをつけるも電波障害が起こってます…との無情なアナウンス。ツイッターを開いて少し経ったところで、ブータンのテレビ局BBSのツイートが流れてきた『内務大臣が今日は初雪休暇だってアナウンスしたよ』と。
 
やった~、もう一度二度寝しよう!外が寒い中、暖かいお家のぬくぬくお布団で自堕落ないちにちだ~と心に決めたのだけれど、ねこちゃんがそうはさせてくれなかった…
 
出たいよ~と窓のところで大騒ぎ。仕方なしに窓を開けてお見送り、寒いから帰ってきたら窓を開けてお出迎え。そんなことを何度か繰り返して、面倒臭くなったので窓を開けっ放しにすることに。
 
うん、新鮮な空気が入ってきていい感じの朝だね!←負け惜しみ(笑)
 


 猫って、雪が降ったらこたつで丸くなるんじゃないの?こんな日にトタン屋根を歩くなんて正気の沙汰ではないわ!なんでうちの子は喜々として遊びに出てるの?うちの子実は犬だったの??と、猫の生態に疑問を持ったところで、ねこちゃんのあまりの可愛さにカメラマンに変身。心ゆくまで写真撮りまくりました。

そんな雪も14時にはほら、この通りすっかり溶けて普段の姿に。つかの間の雪化粧でした。
 
ブータンに初雪休暇があるのは面白い習慣だなっていつも思うんだけれど、なんで休暇にするかっていう理由がふるってるといつも思う。
『初雪が降った日はいろいろ家のことをやったり、雪に備えて準備しないといけないからね!』
って言うけれど…準備って雪が降るまえにするべきなんじゃないの!ほんっとブータンってユニークだわ~
 
 

2016年1月19日火曜日

あけましておめでとうございます。

かなり遅くなりましたが…

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ねこちゃんもうちに来てから1月5日で1年になりました。元気にかわいく育ってくれてありがとう。ちょっと最近、結構痛いくらいのかみ癖があるのでそれはやめて欲しいかなって思ってるけど…君と一緒に暮らしているおかげで毎日楽しいです。毎日寝不足でもあるんだけれど…たまには夜中に起こさないでぐっすり寝かせて(笑)


さて。1月1日は平日のブータン。何もなくスタートした新年なのですが、なんだか慌ただしいです。仕事もプライベートも。

それと、新年早々、困ったこと続きです。

まず、洗濯機(二槽式)の脱水機が壊れてモーターから交換しなくてはいけない事態に…壊れて2週間、モーターは未だに届かず。

年末に職場の引っ越しがあったのですが、新しいオフィスがひどい。設計ミスと施工ミスと現場管理不備で、いまだに電話線もひかれず、電気容量が足りないのでヒーターも使えず、凍えるようにして仕事してます。

そして、財布が失くなった。落としたとか忘れたとかじゃなくて盗まれたと思ってるけど真相はわからないから、なくしたって言ってる。ブータンを疑って悪いとは思うけど、だって、あやしいことがいっぱいあるんだもん!
まぁとりあえず、どうしてかは分かんないけど、財布がなくなり現金(結構入ってた…)も身分証もブータンの運転免許証も銀行のカードとかお守りとかなんもかんもなくしました。

ねこちゃんがたまにお隣さんから干し肉や干し魚を頂いてきます。

いや、別にいいんだけどね…お隣さんも『たまにしか食べてくれないの』というくらいだから、うちのねこちゃんが勝手に盗んだものじゃなさそうだし。でも、仕事から帰ってきてお部屋のど真ん中に干し肉や干し魚が落ちてるとびっくりするわ。


とはいえ、嬉しい話題も幾つか。

もう終わっちゃったけど、1月2日の朝にNHKのなでしこの放送が再放送されました。
http://www.nhk.or.jp/asia-nadeshiko/

6日のNHK総合、ニュースシブ5時という番組内でなでしこのダイジェスト版(国際報道2015内で放送してもらったものとは別のもの)を放送していただきました。

18日と19日、NHK WORLD TV内で何回か、これまた新しく英語で編集された短いものを放送していただきました。下記リンクから動画を見ることが出来ます。
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/news/features/201601182121.html

ありがとうございます!


まぁなにしろ、新年のスタートとしてはいろいろあってちょっとブログを更新する気分じゃなかったのですが、今年も頑張っていこうと思います。
どうぞよろしくお願いいたしま~す☆

2015年12月28日月曜日

炎上。

あんまり楽しくない話題だが・・・ブータンではよく最近ちっちゃなことが大げさに取り上げられ炎上している気がする。しかもソーシャルメディア、フェイスブックやウィーチャット(ラインのようなもの)が話題の発端で。

苛々するので見たくないというのが本音なのだが、ブータンの現状を知るにはけっこう便利な気がするのでフェイスブックのそういった話題関係のグループの情報を幾つか受け取るようにしている。


毎日のようにいろいろな話題があがるのだが、最近気になったもののひとつはこういったものだ。


ある有名な観光地でもあるお寺でガイドが賽銭置き(ブータンでは皿に置くのが一般的)からお金を盗んだ。その時お堂には堂守がいなかった。彼は一銭も持っておらず、お腹を空かせた奥さんが家にいたのでどうしてもお金が必要だった。その場では問題がなかったが、そこにはカメラが設置されていたのでガイドの犯罪は後に明るみにされた。映像から800ニュルタム(日本円で1500円ほど)だとわかり、警察は堂守に訴えないように話をした。しかし堂守は最近になってブータン観光局に報告をし、彼のガイドライセンスは永久剥奪された。皆さん、どう思いますか。

突っ込みどころ満載である。

ちなみに、ブータンでお昼ごはんを食べようと定食屋に入れば、200ニュルタムほどでお茶も飲んでお肉の入ったおかずを食べることが出来る。
ブータンでガイドはお金がなくても観光客と一緒にいれば、レストランでただでご飯を食べることが出来る。

わたしの初見としては、これを書いたのはガイドの友人が親戚かなんかで、堂守が悪いって言いたいのだな、言わせたいのだなと。堂守が何も言わなければ、ガイドは盗みを働いたけどかわいそうな環境にあったし、警察も何もしなかったし問題なかったんだと言いたいのだなと。

まずなんで警察が賽銭泥棒に関して寺院に訴えないであげよう、なんて言うんだ?っていうか本当にそう言ったのか??

日本でも嫌だなと思う、賽銭泥棒。お腹を空かせた奥さんが家にいるなら、ただでご飯を食べれるガイドがちょっとレストランにお願いしておみやげを包んでもらうとかも可能だと思うし(恥ずかしくてそんなこと出来ないと言いそうな気もするが)800ニュルタムはかなり高額だと感じるのでちょっと出来心で・・・なんて金額でもない。

ブータンでは宗教関係の盗難などは刑が厳しい。仏塔の盗掘などでは終身刑になるので、殺人よりも重いのだ。
まぁそれもそれでなんだかなぁと思うが、それはとりあえず置いておいて・・・

皆のコメントはいろいろあった。
-悲しい事件だ、でもよくあることだよね。
-刑務所に行くわけでもなかったのだから、ガイドライセンスの永久剥奪で済んで良かったじゃないか。これから奥さんと生活を立てなおしていけるじゃないか。
-いやいや堂守は仏教に帰依した人物なんだから、この程度の犯罪は許すべきだ。
-彼はいくらお金が必要だったからといって盗みを働いたりせずに、周囲に助けを求めるべきだった。お金がなければと言い訳をして、一生賽銭泥棒をするつもりだったのだろうか。
-ガイドというちゃんとした仕事をしているにも関わらずお金がないなんて、きっと会社から生活出来るだけの給料をもらっていないんだよ、経営者や社会構造が悪いんだ。
-ガイドたちはこれから考えてから賽銭泥棒するようになるだろうね。カメラがあるかないか確認してから泥棒するかどうか決めるだろう。
-堂守だってちゃんと賽銭を寺院に収めているかどうかなんてわからないじゃないか。困った人が置いてあるお金から少し持っていくことの何が悪いんだ。だって困ってたんだよ。
-仏教的観念から言えば、ガイドは困っていたんだから仕方なかったんだよ、堂守が許せばこんな事にならなかったのに。
-皆、仏教に関して思い違いをしている。悪いことは悪いんだ。
などなど。


思った以上に『仏教徒なんだから許せばいい』が多くてびっくり。賽銭泥棒してもこう言われるんじゃ、わたしのスクーターガリガリ事件なんて、なんで怒ってんのかわかんないレベルの話なんだろうなと思った。
とは言え、悪いものは悪いという人もちゃんといるからちょっと安心した。

ブータン人が仏教に関して勉強してるって言い張るんだったら、悪い事したらちゃんと自分に返ってくるとわかってるんだから、堂守はこの小さな犯罪を許すべきなんて言うんじゃなくて、ガイドが悪い事したんだから当然の結果(ライセンス永久剥奪)だと思ってもいいと思うんだけれどなぁ。どうなんだろうなぁ。
そんなこんなで、大半のブータン人は仏教を勉強してないし履き違えてると感じた事件でした。まぁわたしだって勉強中だけどね・・・