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2017年3月31日金曜日

変化の日々。

 
春らしい陽気のティンプーいます。
 
ご無沙汰しておりました。記事を書かない間も、ブログを見にきてくださった方、どうもありがとうございます。
 
 
ねこちゃんが、わたしになんの許可もなく勝手に虹の橋を渡ってしまって悲しみにくれる日々。なかなか気分も晴れずに過ごしてきました。今でも泣けちゃうけどなんとかやっています。
 
その日は唐突にやってきて、仕事も行かず泣き暮らし、仕事に行っても泣き続け、ペットの為にそんなにこころを動かされないブータン人の同僚や友人を心配させ続けました。図面を描きながら泣いてる人がオフィスにいるとか、ブータン人には信じられない光景だったので(苦笑)
 
大丈夫だよ~って言っても泣くので、最終的に同僚達の間では、わたしに向かってねこちゃんの話題を出したらいけない!絶対に!となったようだ。フェイスブックなどでもわたしがねこちゃんを可愛がっているのを知っていた友人などがオフィスに来て、わたしにねこちゃんの話を振ると、近くにいる同僚たちがすぐにゾンカ(ブータンの国語)で、猫は死んだから話したらだめ!!と止めるけど、その時はすでに遅しでだーだー泣いているという具合だったので、同僚達にとってみれば恐怖の数ヶ月であったろうと思われます…
 
 
さて、そんなこんなで過ごしていましたがただぼやっと過ごしているわけでもなく、変化の時でした。迷ったけれどもブータン政府を離れることを決め、仕事のまとめに奔走する日々。延長の手続きの関係から契約が切れる3ヶ月前に申請したにも関わらず、帰国1週間前まで離職許可もおりず…前日まで仕事をし…ばたばたでした。
 
別の形でブータンに、同じ内務文化省に戻ろうかと思っていたのですが、予想外のことが起きたので日本に戻ることに(たぶん)。
 
とはいえ、離職はしたものの残務処理が多く残っていたので←わたしのせいだけじゃない…今はブータンで過ごしています。ブータンに戻った途端に仕事の電話がじゃんじゃん鳴るのが解せないけど(笑)…もう引継ぎしたって伝えてたのになぁ!同僚がちゃんとやってないからとりあえず電話掛けてみたとか言われてる(苦笑)
 
 
暢気なブータンに振り回されていますが、あと少しのブータン生活を楽しみたいと思います。
 
書かなかった期間にも、国王陛下と話せるチャンスがあったりしたりしたので、それもそのうち書きたいな!
 
 
 

2016年9月8日木曜日

お久しぶりです。ブータンに戻りました。


いつもブログを見てくださってありがとうございます。


お久しぶりです。お元気ですか?

夏前に一時帰国を計画してから、仕事もプライベートもばったばたで更新できずにおりました。下書きだけはフォルダにいっぱい詰まっておりますのでいつかアップしたいと思います。


さて、今回の一時帰国ではねこちゃんと共に旅をしました。空飛ぶねこちゃん。ブータン→バンコク→日本の往復という長旅も耐えてくれました、いいこちゃん!!

酷暑の日本ではまず、網戸を開けるというスキルを身につけ脱走すること数回(ブータンのお家にはそもそも網戸がありません)。夜中にも帰宅せず、うちの両親を寝不足にしたりもしましたがありがたいことに何も問題なく無事にブータンに連れて帰ってこれました。とはいえ、実は出発の数時間前も家から脱走し、ご近所さんを巻き込んでの大捕り物が行なわれたんですけれど…

お泊りに来た甥っ子(4歳児・2歳児)姪っ子(6歳児)ともすぐに仲良くなって遊んでくれたし、日本でも生きていけそうってわかった良かったです(笑)

1ヶ月くらいの一時帰国で気持ちもリフレッシュ出来たので、これからもブータン生活を楽しみたいと思います!

2016年4月24日日曜日

バターランプセレモニー

ゾーリッグ・デーの為の作品つくりであまり遊んであげれなかったので、先日両親が送ってくれた新しいねこじゃらしで遊んであげたら大興奮。初日にプロペラは壊れて、二日で羽は一部もげました。
 
 
だいたいどんなねこじゃらしも1週間くらいで壊れるんだけれどそういうものなの?うちのこが興奮しすぎなの??羽根つきはもげて無残、ふわふわのぽんぽんとかねずみちゃんはとれちゃうんだよね。ちなみにブータンにはこんなものは売っていないので全部日本のものです。
 
 



熊本を中心とした地震について、被害にあわれた方々にいちにちも早く日常に近い生活が戻ってくることを祈っております。


ブータンにある日本語学校が主催でバターランプの法要があり、一緒に祈らせていただきました。



2016年4月13日水曜日

4月13日のミャンマーの地震。

4月13日のミャンマーの地震(http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/us20005hqz#general)では、ブータンも揺れました。

けっこうその前と後のゆらゆらが長く、若干気持ちが悪かったものの、ブータンは何もないと思います。首都ティンプーのビルの2階で震度2強かな。でも高所に居た人はもっと揺れを感じたというので震度は建物とどこにいるか次第かな?自宅(ビルの6階)に居たら震度3くらいに感じたのかもしれない。

ミャンマーとその周辺の被害が最小限で収まりますように。

今日もねこちゃんは元気です。



2016年4月8日金曜日

はみがき。

猫を飼うのは初めてでいまだに戸惑うことが多いのだけれど、ある程度の情報がネットで見られるから便利よね。

うちのねこちゃんはブータンのやや野性味の残る猫だから、普通の日本の飼い猫だったら当然するんだろうことが困難なような気がする。単にわたしのしつけの問題なのかもしれないけれど。

そのうちのひとつが『歯磨き』

首都ティンプーで小型ペット用の歯ブラシを見つけたので試してみたけれど、ねこちゃんの口に入れることすら出来ないし、日本から持ってきた『へちまのおもちゃ、噛んで歯磨き』も噛まないし、『うむむ、どうすればいいのだ…』と唸って、もう仕方ないか…と諦めの境地に至っていた。


しかし先日、両親が送ってくれたものの中に『噛んで歯磨き』の別バージョンが入っていた。実家は圧倒的犬派なので猫は飼ったことがなかったんだけれど、わたしが猫を飼いはじめたと知り、近所のホームセンターのペットショップの猫大好きなお姉さんに聞いていろいろと送ってくれるの。猫大好きお姉さんにはお会いしたことがないのだけれど、お姉さんに聞いて購入してくれたものはうちのこも圧倒的な食いつきで、おもちゃも爪とぎもなにもかも超お気に入りなの。お姉さんには本当に感謝してる。だってね、わたしが日本に帰ったときにお姉さんに会えずにわたしが選んだ歯磨きおもちゃは使ってくれないし、ブラシにいたっては使わせてもくれないもの…

さすがのお姉さんセレクトの『噛んで歯磨き』も別バージョンがダメだったから無駄になったかな…と思ったら…

 
 
食いついた!
 
さすがお姉さんセレクト!!いつまでもあなたについていくわ!
 


2016年2月29日月曜日

なまけもの。

書かないと書かないととは思っていたものの、家に帰るとパソコンをひらくのが億劫で億劫でブログを書けずにおりました。


2月はブータンでいろいろなことが起こりました。

まずは5日に5代国王陛下と王妃の間に王子が生まれ、そのために8日が祭日になったり様々なイベントが行われたり。
イベントっていうのは主に宗教儀式なんだけれど、全国で王子の健康などを祈祷が行われました。ティンプーではタシチョ・ゾンでトンドル(巨大なアップリケの仏画)が公開されたり、最終日にはツェパメ・ワンという長寿を祈る特別な祈りが捧げられて多くの人が集まりました。

長寿のお祈りの様子


7日はわたしの誕生日だったし、冷蔵庫が壊れて冷えなくなっちゃって冷凍食品が全部解けてしまったり。

そのすぐ後には、ブータンの暦のお正月(ロサ)があり祭日が続いて。
Losar Tashi Delek!
そんな頃に、友人宅の生後2週間の3匹のねこちゃんのお母さんが亡くなり、大変子育てをちょこちょこお手伝いしに行くという名目で邪魔をしているような、ただお茶飲みに行ってるような、役に立たないことを繰り返し。
手のひらサイズの子猫が3匹も
21日は国王誕生日でイベントがあって、チャンリミタン・グラウンドのイベントに出席したり。
イベントで頂いたポスター

25日はクエート大使館主催の、クエートの建国記念日イベントにお呼ばれしたり。
すっごい色の国旗ケーキ。でも味は最高でした
そういえばこのイベント、去年までは特に何もなかったんだけれど(←ひどい言い分で申し訳ないけれど…)というのは、クエートって特にブータンで何かプロジェクトとかやってなかったからとっても静かなイベントだったんです。
でも昨年から、多くの若者がクエートで仕事をすることになって(今までに2回送って、80人位の若者が仕事を得たらしい。そして次回は100人弱の若者を研修してクエートに送るんだそうだ)その子たちもイベントに参加したのでとても賑やかでした。

ブータンの学生さんは冬休みが終わり、新学年が始まりました。というわけで、27日からわたしの刺繍の学校もスタート。今まで習っていた先生が異動されたので新しい先生に習い始めました。去年までのクラスメイトたちは殆どが仕立屋コースの1年目に進み、わたしは新入生と一緒のクラスです。
去年までのクラスメイトたちが休憩時間、ちょこちょこと挨拶に来てくれて嬉しい限り。

あとは思ったより仕事が進まなかったかな。
なんたって祭日が多かった、そして冬時間なので16時までだった(とはいってもその時間に帰れた試しがないけれど…)。

あ、あと各地で何度も山火事が起きました。そしてブータンで初めて、ヘリコプターによる消火活動が実施されました。でもそのヘリコプターが見たいが為に子供たちが山火事を起こしたとの噂も(苦笑)

ここ数ヶ月、ねこちゃんが寒かったからわたしの腕枕で一緒に寝ていてくれていたのですが、最近暖かくなってきたのでお布団に入ってきてくれなくなってしまいました…暖かさが憎いわ(笑)

それから柔道場の畳を柔道家の古賀さん?などが贈ってくださったのでそのイベントに行ったかな。この春にブータンの柔道をやっている子供たちが日本に遠征に行く予定で、ほんの少しだけれど金銭的な支援をReady forというものを通じて行ったので、イベントに声を掛けてもらいました。


盛りだくさんな一ヶ月でした。

とりあえず3月は1週間に1回以上のアップを目指して頑張ります☆

2016年1月19日火曜日

あけましておめでとうございます。

かなり遅くなりましたが…

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ねこちゃんもうちに来てから1月5日で1年になりました。元気にかわいく育ってくれてありがとう。ちょっと最近、結構痛いくらいのかみ癖があるのでそれはやめて欲しいかなって思ってるけど…君と一緒に暮らしているおかげで毎日楽しいです。毎日寝不足でもあるんだけれど…たまには夜中に起こさないでぐっすり寝かせて(笑)


さて。1月1日は平日のブータン。何もなくスタートした新年なのですが、なんだか慌ただしいです。仕事もプライベートも。

それと、新年早々、困ったこと続きです。

まず、洗濯機(二槽式)の脱水機が壊れてモーターから交換しなくてはいけない事態に…壊れて2週間、モーターは未だに届かず。

年末に職場の引っ越しがあったのですが、新しいオフィスがひどい。設計ミスと施工ミスと現場管理不備で、いまだに電話線もひかれず、電気容量が足りないのでヒーターも使えず、凍えるようにして仕事してます。

そして、財布が失くなった。落としたとか忘れたとかじゃなくて盗まれたと思ってるけど真相はわからないから、なくしたって言ってる。ブータンを疑って悪いとは思うけど、だって、あやしいことがいっぱいあるんだもん!
まぁとりあえず、どうしてかは分かんないけど、財布がなくなり現金(結構入ってた…)も身分証もブータンの運転免許証も銀行のカードとかお守りとかなんもかんもなくしました。

ねこちゃんがたまにお隣さんから干し肉や干し魚を頂いてきます。

いや、別にいいんだけどね…お隣さんも『たまにしか食べてくれないの』というくらいだから、うちのねこちゃんが勝手に盗んだものじゃなさそうだし。でも、仕事から帰ってきてお部屋のど真ん中に干し肉や干し魚が落ちてるとびっくりするわ。


とはいえ、嬉しい話題も幾つか。

もう終わっちゃったけど、1月2日の朝にNHKのなでしこの放送が再放送されました。
http://www.nhk.or.jp/asia-nadeshiko/

6日のNHK総合、ニュースシブ5時という番組内でなでしこのダイジェスト版(国際報道2015内で放送してもらったものとは別のもの)を放送していただきました。

18日と19日、NHK WORLD TV内で何回か、これまた新しく英語で編集された短いものを放送していただきました。下記リンクから動画を見ることが出来ます。
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/news/features/201601182121.html

ありがとうございます!


まぁなにしろ、新年のスタートとしてはいろいろあってちょっとブログを更新する気分じゃなかったのですが、今年も頑張っていこうと思います。
どうぞよろしくお願いいたしま~す☆

2015年11月20日金曜日

ねこちゃん、日本への帰国準備。

みんながご存知、うちのねこちゃん(ブータン猫・雄・たぶん1歳位)。

いつかわたしが帰国する日の為に日本への輸入許可を取っておこうと目論んでいる。いつかわからない帰国日のために早すぎないか?って思うかもしれないけれどそんなことはないのだ。だって日本にねこちゃんを持ち込むにはこんなにプロセスが必要なんだもの。

http://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/import-other.html

1.マイクロチップを埋め込む
2.狂犬病の予防接種を2回打つ
3.狂犬病抗体検査(血液検査)
4.輸出前待機(180日間)
5.事前届け出
6.輸出前検査
7.輸出国の証明書の取得
8.日本到着後の輸入検査

今の時点でわたしが出来ることは、4の『輸出前待機』まで。でもそれもなかなか骨の折れる作業なの。だってね、まずブータンではマイクロチップが手に入らない。狂犬病の予防接種は無料で行ってくれるから問題ない。でもその次の血液検査がブータンでは出来ないから日本に送るんだけれど、クール宅急便とかないし…ちゃんとした3重容器に入れて凍らせて保冷剤などに包んで常温で送ってくださいとあるけれどちゃんと凍らせることが出来るのかすら不安。

というわけで、とりあえずまずはひとりで動物病院に相談に行ってみた。

初老のドクターは『大丈夫だよ~何度もやってるし~』と気軽に答えてくれたが、なんだかちょっと怪しい。まずちゃんとした3重容器(ウンタラカンタラの基準にそった)というのが『大丈夫だよ~3重にすればいいんでしょ~あるある~』
…3重にすればいいんでしょ?いや、ちゃんとした基準の3重の容器をもとめているんであって三重にすればいいってもんじゃないと思うの…

すっごくいろいろ不安だったけれどこの人に頼るしかないんだよね…あとあるものでしかやってもらえないんだから、もしもちゃんとした容器でなくても送ってしまおうと心に誓った。だって他に手段はないから。


さて、当日。朝一で行く約束をしていながらも若干の不安があったので電話をしてみると『ごめんよ~王族から呼ばれちゃったからちょっと行ってくる~帰ってきたら電話するからそれまで待ってて~』と。呼ばれたのは15時過ぎ。まぁいいけどね。

お出掛けだよ~ハウスにお入り~!なんてゴキゲンに呼びかけると案外素直にかごに入ったねこちゃん。だけれど、病院に連れて行くとびびってかごから出てこない。以前もマイクロチップを入れられたり(しかも1回失敗されて、2回も刺された・笑)、何度も注射を打たれたりしたので学習したらしい。
ねこちゃんをだましだましカゴから出したら、助手1がむんずとねこちゃんの左腕を掴んで、助手2が持ってきたバスタオルでねこちゃんを包んで逃げたり引っ掻いたりしないようにした。おおっスムーズな流れだ!助手3が皮の手袋をはめてねこちゃんの顔を隠したら、初老のドクターが『これでねこちゃんも注射とか見えなくて安心でしょ』と自信満々にひとこと。うん、まぁうちのねこちゃん、びびって爪も引っ込んで声も出てませんけど。

毛刈りの様子

助手1が掴んでいる左腕をううむと検分した初老のドクター、おもむろにハサミで毛を刈りだした。そんな雑でいいの?と疑問に思うも誰も何も言わないので、まぁきっと良いんだろうなと自分を納得させる。でもハゲみたいに見えるからどうせならきれいに刈ってくれたら良かったのに…とも思わなくはなかった(笑)

雑なハゲ模様

若干不安になりつつもドクターが『この子、がっちりしてるから血管も見つけやすいよ~あはは~』と高らかに宣言をして針を突き刺すと、言葉通りにみるみる血が溜まってゆくではありませんか!もちろんねこちゃんの血管は細いから人間のようにはいかないけれど、ちょっとドクターを見直したわ!


なんやかんやで採血終了。ドクターからは『君のねこちゃん、身動ぎもしないでいいこだなぁ~』なんてのんきな感想を頂いたけれど、うちのねこちゃんはびびってタオルが外されたと同時にハウスに一目散。ありがとうね~これで一安心だよ~。

しかし、その夜は抗議のためか、2回も寝ているわたしのお布団にち~をするという暴挙に…ひどいよ、君のためにやったことなのに…


翌日、作られた血清(凍らせてウンタラカンタラの基準による3重容器に入っているはずのもの)を受け取りに行くと、容器はなぜか二重、凍らせてあるはずが凍結してない…知ってた、これがブータンクオリティ。

助手では話しにならないなぁとドクターに話しをしに行くと『大丈夫大丈夫、なにかもうひとつ周りを包めばいいんだよ!あと、今日はきみん家の冷凍庫に入れておけばきっと凍るから。安心して、問題ないよ~』と。 

うっそでしょ!たぶん日本基準で言ったらぜんぜん大丈夫じゃない!
でもわたしに選択肢はないのである。

というわけで、日本にはジップロックに入れて三重にして、大丈夫なはずだって思い聞かせて、送付しました。あまりに衝撃で写真を撮るのも忘れちゃったわ、あはは。ちゃんとねこちゃんに狂犬病の抗体が出来ているといいな…もしも再提出なんてことになったら、ちゃんとした容器で出してくれとか言われちゃいそうだもの、でもそれってブータンでは不可能だから困っちゃうもん。

まぁそんなこんなで、3.抗体検査(血液検査)の途中まで(たぶん)完了しました!月曜日には日本の研究所に届くはず。

2015年8月26日水曜日

Catch me, if you can!



ちょっと前の写真、かわいい☆
ねこちゃんを拾ってきて早半年が経過。ようやくお互いに生活に慣れてきたような気もしているこの頃。ねこを飼うのは初めてだけれど、散歩もしなくていいし、ひとりでお留守番も出来るし犬よりもずっと飼うのが楽なんですね。うちのこ、ちょっとトイレに関しては気難しいんだけれど…

さて、室内飼いのうちのねこちゃん。
狭いわたしのお部屋だけじゃストレス溜まるかなぁ…と思っていた。そして季節は夏。暑いので窓を開けたいとは思うものの網戸をぶち破る勢いで外に出たがるので(実際に2箇所も破った…)いつも窓も閉めっぱなしにしていた。

ただ、ひとよりも外の空気に触れるのが好きなわたしにその状態はまるで拷問。外には気持ちの良い風が吹いているのに窓も開けられないことにストレスを感じて我慢できずに、ねこちゃんにはリードをつけてもらって窓を開けることに。嫌そうだけれど6階から落ちてしまう可能性は捨てきれないし、屋根伝いにお向かいさんのお家に侵入されても困るし…

というわけで、リードの届く1mちょっとの範囲で遊んでいてもらったんだけれど、窓を開けると素早く飛び出す習慣が付いてしまって追いきれないこと数回。わたしもねこちゃんもだんだん慣れてきてしまったのでお向かいさんに許可を得て(だって屋根からねこちゃんが進入できちゃうから)屋根上を徘徊するのを見逃してもらっていた。そんなことをしていたら、ねこちゃんは更に慣れが進んでたまにお向かいさん宅にお邪魔して遊んでもらうようになった。窓から『ねこちゃん』と呼びかけると、お向かいさん宅から『にゃ~』そしてお向かいさんが『うちにいるよ』と返事をくれるまでに。

そんなある朝、いつものように屋根に出掛けてしまったので出勤前に呼び戻すことに。呼んでも返事がない。お向かいさんも『さっきまで居たけれどもう居ないよ』と。散々探したけれどどこにもいない…逃げちゃったのか?
不安を抱えながらも一抹も希望から、なんとかして帰ってくるだろうと窓を開けたまま出勤。同じビルの1階の何でも屋さんのアマ(お母さん)に猫が逃げたっぽいの、探しているのとの報告だけして。

仕事から帰宅してもねこちゃんは帰っていない。そういう日に限って仕事の会食の予定が入っていて、仕方がないから時間まで近所の人に聞き込みをすることに。聞き込みの結果、たぶん7時半くらいにアパートの階段を下りてどこかに行ってしまったようだと判明。近所の子供たちも一緒に周囲を確認してくれたけれど姿は見えず。いちどだけ、にゃ~と聞こえた気もするけれど、その後にねこちゃんの声がしたね!と言って子供たちが一斉ににゃーにゃー鳴きだすという事件が起こり、どこから聞こえてきたかわからなくなるという悲劇?喜劇?が起こり、そこでタイムアップ。

会食から戻った後も、夜中にひとりで近所を徘徊したけれど見付からず声も聞こえず。傷心のまま就寝。

ほとんど眠れず迎えた朝。少し明るくなってきて野良犬が活発になった頃、少し周囲を廻ってみたけれど見付からないまま仕事へ向かい、職場で仕事中に『迷子猫ポスター』を作成、プリントアウト。ブータン人の気を引くためにフェイスブックに迷子猫情報アップ(そこで午前中の仕事が終わった・笑)

同僚たちには猫ってウロウロするものだからそのうち戻ってくるよ…と言われたし、ネットを調べてみると何ヶ月もたってから帰ってくることもあると知ったけれども、やっぱり心配だし寂しい。

定時きっかり(ブータン的定時きっかりとは16時45分には作業を終了していて17時にオフィスを出ていることをさします(笑))に職場を出て、早足で自宅に戻り荷物を置いたらポスターを持って捜索開始。

ビルの駐車場で向かいのビルの女の子たちが『ねこちゃん、今日も見なかったよ。でも一緒に探してあげる』というので、近所を回りまくりポスターを貼らしてもらった。暗くなりかける時間まで一緒に近所を回って家の前に帰ってくると、ひとりの女の子のお母さんが『早く帰ってきなさいって言ったでしょ!』と激怒していた。すみません、連れまわして…

1階の何でも屋さんでアマ(お母さん)に居ないよ~困ったよ~と泣き言を言い、来るお客さんみんなに聞きまくり。仕舞いにはアマが『近所に可愛い白猫が生まれたのを知ってるからもらってきてあげる』と言ってくれたほど。
でもわたしが欲しいのは猫じゃなくて、うちのこなんです…と丁寧にお断り。若干納得してなさそうだったけれど、欲しければいつでも言いなさいと言ってくれた。

そんな時に電話が入り『チャンガンカ(地名)の近くであなたの猫を見たよ。捕まえようとしたら逃げられちゃったけれど、昨日と今日にモチタンとチャンガンカをうろついてるよ』との有力情報。情報はありがたくて、ちょっとほっとしたけれど途中に凶暴そうな野良犬群生地帯があるじゃないか!と別の心配も。

じゃぁもう今日も見付からないし帰るね…とドアをくぐったところで、駐車場から猫の鳴き声が!猫って言うかたぶんうちのこの声だ!!と叫ぶと、お店に居た5人が飛び出してきて車の下を探ってくれて、高校生くらいの子が、ポスターと同じ猫だよ!と発見してくれた。それから5分くらい、6人で追い回したんだけど散々逃げ回られた。驚いて出てこられないのかも…と思って一人で捕まえることに。

それからがまた大変で…泣きそうになりながら近所の塀を乗り越えたり(ねこちゃんはするっと隙間を抜けた)駐車場で這い蹲って声かけたり。暗くなってくるからだんだん見えなくなってくるので、わたしは焦燥感に駆られているのに、ねこちゃんはにゃ~って鳴きながら逃げてチラッとこっちを見る感じ。遊びじゃないんだよ、もういい加減にして!こんなに心配したのに!と半泣きになった30分くらいの後、ようやく捕まえました!

埃っぽいし手触りはごわごわしているしなんか荒れた様子でしたが、怪我もなく一泊二日の逃走劇は終了しました。

ねこちゃんも相当疲れたのかご飯食べてトイレに行ったら即熟睡。わたしもこの二日間でへとへとになったので熟睡。
もう逃げたりしないでね、ねこちゃん!


ブータンでは猫はペットというよりも、家のねずみ退治をしてくれる益獣だからいてもらってる…程度の認識なので、猫がいなくなったからって泣きながら近所を探し回ったり大騒ぎする人はいないので、この件を発端に近所で猫の日本人として更に有名に…

2015年7月11日土曜日

さかのぼり日記(6月1~7日)

ねこちゃんの去勢(3月末)をしてから、若干でぶった気がするのでダイエットを仕掛けた。ご飯の量はちゃんと計量してから与える、お皿の前でにゃ~と鳴いていたりもの言いたげな視線を投げかけられてもムシ、朝にぺこりんだよ~起きてよ~って布団の中に進入して爪でかりかりしてきても、抗議のためにお布団でち~しようとも…そりゃぁ頑張ったんですよ、わたしなりに。
でも抗議の声は大きくなる一方だし、物理的な被害(睡眠不足、お布団への被害、引っかき傷多発)による心身的な疲労により、ねこちゃんのダイエットは一時休戦です。
うちのこ、野良歴が数ヶ月あるからか食にたいして貪欲なような気がします。いや、飼い主に似てるのか?



6月2日(火)仏陀のパリニルバーナという祭日でした。
仏陀が悟りを開いた日…だったと思う。例によって例の如く、タシチョ・ゾンにてトンドルのご開帳があるというので朝から出掛けることに。いつもこういうことに飽きずにご一緒してくれるYさんに感謝です。

さて、何度も書いているので説明は不要かもしれませんが…トンドルとは大きな刺繍とアップリケで作られた仏画です。シルクで仕立てられているものも多く日にあたると退色して傷んでしまうことから、まだ日が差さない暗い時間に掲げて日が差す前に仕舞うのが一般的ですが、僧侶たちが多くの人に見てもらいたいと思っていたり、拝観しにきた人が途切れない場合などはその限りでなく、昼頃まで掲げられていることも多いです。そんなトンドル、タシチョ・ゾンには複数存在します。デザインが異なる(描かれている仏が異なる)ので、その祭日の意味によって掲げられるものが決められているようです。

今回は仏陀関連なので仏陀のトンドルが掛けられていました。このトンドルは西側の壁に掛けるので日が差してから写真を取るとまるで後光が差しているようにみえるのです。なんともありがたい気分に。

ちなみにトンドルを複数所有しているゾンは、首都ティンプーのタシチョ・ゾンとわたしの大好きルンツェ・ゾン。ルンツェ・ゾンにはブータンで唯一の観音菩薩のトンドルがあるんです。日本の方が見れるチャンスはほぼないと思うのですが、本当に素敵なトンドルなのです。チャンスがあれば是非。

この日はちょうどタシチョ・ゾンのちょっと上の方にあるジルカ尼僧院にもトンドルが出ているのが見えたので行ってみました。ジルカ尼僧院ではこの寺院の創始者であるドゥプトップ・タントン・ギャルポというチベットの高僧のもの。


大きなものではありませんが(もちろんサイズとしては小さくもないけどトンドルとしては小さい)とても凝ったつくりで女神(?)の首飾りが実際のパールのようなものを縫い付けたりしてあるんです。とってもかわいいの。

多くの人が集まりお祈りを捧げていました。


6月5日(金)新しい事務次官のありがた~いお話がありました。
わたしの所属している内務文化省(Ministry of Home and Cultural Affairs)では5月末に事務次官(Secretary)が異動になりました。

今までお世話になっていたツェリン・ドルジ(Tshering Dorji)事務次官は、内務文化省から外務省の事務次官へ。お祝いのスカーフを渡しに行ったとき奥様が『これでうちの旦那が激務から解放されるわ~』と晴れやかにコメントしたのが印象的でした(笑)ほんっと、お世話になりました。次官の激務の原因のひとつがわたしたちの文化局文化財保護部(Division for Conservation of Heritage Sites, Department of Culture)の仕事でしたもんね。
奥様はとってもさばさばした気持ちの良い女性で、以前出張に同行された時『日本食の作り方ならいたいから今度うちに来なさいよ。そうね肉料理がいいわ、美味しい肉料理なにか教えて』と言われ『肉料理は出来ないけど、野菜とかお菓子なら』と答えたわたしに『野菜とお菓子は興味がないわ』と一刀両断した方です(笑)まぁブータンで出汁とかが手に入らないから、お料理教室が開かれなかったのは良かったんだと思う…

新しい事務次官はもと公共事業省の事務次官(その前は労働人材省の事務次官だった)。定年まで1年くらいらしい。会うたびに『君にいい人を紹介するよ、ブータン人と結婚したまえ』って言われ続けてはや7年。いちどもいい人を紹介してもらったためしはありません(苦笑)いや、紹介されても困るんだけど…

2015年4月11日土曜日

習い事を始めたよ。

教室の様子

4月からはじめました。
ブータンでは別に4月がきりがいいわけじゃないけれど、わたし的にはきりがいいので。宿題があるけれどねこちゃんがじゃれつくのでやりたいときに出来ないので、ちょっとペースがつかめないなぁと思っているところ。

2015年3月15日日曜日

ねことままたび。

1月だか2月だかに両親が日本から送ってくれたものの中に、『毎日のおやつに 『またたび』 猫ちゃんが大喜び』 なるものが入っていた。

うちの家族は動物が好きだし、犬やらハムスターやら飼っていたことがあるのだけれど猫は飼ったことがないのだ。なんたって母が猫嫌いなので…それなのに、ブータンで猫と暮らすことにしたアラフォ~独身な困った娘にまたたびを送ってくれるなんて… ありがたくて涙が出ちゃいそうだけれど、拾ってきた時にはうちの猫ちゃんはまだ小さいのであげるのを保留にしていたんです。

最近暖かくなったからかお布団で一緒に寝てくれないねこちゃんへのごますりにまたたびをあげてみることに。



楽しんでくれたようでなによりです。

本当にごろにゃ~ん、ってなるんだってことに感動したわ。

2015年2月10日火曜日

静かなる攻防戦。

なんか言いたいことある? …おおありです…

ねこちゃんを出張先から出掛けた出張先で拾ってから早1ヶ月とちょっと。出張先からティンプーの自宅に連れ帰ってから早1ヶ月。ものすごくかわいいし良い子なんだけれど、実は結構困っていることがひとつありました。それはなんと、お布団でのち~(粗相)。しかも何故かわたしが寝ている丑三つ時にわたしの包まっているお布団にち~。お布団は羽毛布団・綿毛布・ふかふか毛布・フリース、種類は問わず全般的に大好き、好き嫌いはしないタイプ。
お留守番している時や普段の時間であれば、何も言わなくても自分でトイレに行って問題なくちゃんと出来るのに、わたしが寝てる時には何故かお布団でち~…

出張先では、同僚の家に居候していたので同僚の家の毛布が被害にあっていたのだけれど、同僚が大らかだったから怒られずにすんでいた…もしかしたら怒っていたかもしれないけれど、表面上は許してくれていた。

ネットでいろいろ調べてみたしねこを飼っている友人に意見を聞いてみて、出来る限りの事は試してみたんだけれどこれといって効果はなし。ねこちゃんが夜中にお布団の上に乗った気配に、敏感に反応してトイレサインを見逃さずトイレに誘導…ということがず~っと続いていて…結構しんどかった。だって夜中に2回は起こされるんだもの!赤ちゃんの夜泣きに悩まされるお母さんの気持ちがわかったわ~(たぶん間違ってる・笑)粗相を怒ると、そこで粗相したことではなくてトイレした事を怒られたと思って、隠れて粗相したりするとあったので怒りたくないけど疲労困憊、改善する気配もないし。


そんなある晩、お酒も飲んでいたしあんまりにも疲れた週末でどうしても起きたくなかった。ねこちゃんがお布団に乗る気配がしたので、起きなければ被害拡大することがわかっていたのだけれど、どうしても!

そんな動かない頭で思いついたことは…そうだ、お布団に乗らないでいてもらえばいいじゃん。気持ち良さそうにすやすや寝てる時もあるけど、布団のうえから隔離しちゃえばいいんじゃん。お布団の上は立ち入り禁止にすればいいんだ。そうだよ、そうだよ、そうすればいいんだ!というわけで、お布団を下から足で持ち上げてねこちゃんをベッドの下へ落としてみた。

にゃ~。

悲しげな声が聞こえなくもなかった…けれどチャレンジ旺盛らしくまた登ってきた。わたしのまぶたはまだ開かないので、そのまま再度お布団を持ち上げてねこちゃんはベッドの外へ。

にゃ~。

何かを訴えたげな寂しい声にちょっと罪悪感…うっすらまぶたを開けて確認すると、とぼとぼとトイレに向かう後姿が!やった~いいこちゃん!!ごめんね、でも我々が共存するためには重要なことなのよ!

それから2晩ほど同じ事を繰り返してみると、なんと夜中にお布団にち~しなくなったの!いまのところ1週間くらいはとってもいいこちゃん☆ このままお布団に乗る習慣も、お布団でち~する習慣もなくなってくれたらいいのだけれど。

というわけで、静かな攻防戦。
始めは負けっぱなしでしたが、最終的には勝ち戦になった模様。良かったわ、これで安眠をとることが出来るようになりました。

2015年2月1日日曜日

山火事。

ねこちゃんとの生活で予想ができなかったことはいっぱいあるんだけれど、本当にねこちゃんってよじ登ったり隙間に入り込んだりするのが大好きなのね。

気がついた時には棚の上やら机の上やらベッドの下から、いろいろなものを隣室に避難させたりしていたのだけれど、いい加減不便になってきていたので片付けを。


なんとなく外が騒がしいなぁ…とは感じつつ、それよりもなによりもお掃除、お片付け。一心不乱に片付けしていたけれど、よく考えたらこの騒がしさって火事じゃない?遠ざかってゆく音だから気にしてなかったけど、うんこれって火事の騒がしさだ!

当然だけれど、気がついてしまえば放っておけず窓の外を見ると…うん、山火事だね。対岸でもくとくとあがる煙。あぁあそこは道路がないし(自動車道路も山道も)かなり急勾配だからボランティアが行くのも楽じゃないな、風も強いから消火も楽じゃなさそう…
風が強いので煙が流れています

う~ん、消火は難しそう

夜になってみると広がり具合がよくわかります。舐めるように広がる炎のライン、火柱のように見える炎。延焼範囲はかなり広そう。明日には落ち着くといいのだけれど…
火柱のように見える炎。


夜のニュースによると、今日はティンプーの2ヶ所で火事があったみたい。わたしの家のもうちょっと上の方でヒーターから出火してのの小火が1件、そしてわたしが見た対岸での山火事。そうか、だからうちの方でも思った以上になんだか騒がしかったのね…1ヵ所の山火事を見付けたからって安心してはいけなかったのね…
 
冬は乾季で信じられないくらいに乾燥しているブータン。家庭の電気が日本よりも電圧が高く200ボルト。そんな理由が重なって冬はいつだって火事の危険があります。

 
朝になって窓を開けると、やっぱりちょっと煙の匂い。うちは山の上の方にあるからそんなに臭わないけれど、谷の方(街)には煙が溜まっているのでかなり臭うだろうなぁ。
窓を開けて見ていると寄ってきて一緒に覗きこんでたねこちゃん。まだ燃えてるねぇ。

2015年1月25日日曜日

予防接種。

24日、25日と職場のいろいろがあって休日出勤したり、会食が続いたりしていました。

そんな時、同じ省庁のエライ人に『なにか変わったことないの?』と尋ねられた。なにもありませんよ~毎日淡々と過ごしてますよ~と言おうとしてふと思い出した。わたしの生活はねこちゃんによって大きく変わったじゃないか!『ねこちゃんと暮らしはじめたんです、ちょうかわいいんです!もうめろめろ!』

携帯を取り出しねこちゃんの写メを見せるわたし。子どもやペットの写真を見せまくる友人たちの気持ちが今、わかったわ(笑)
寝てても起きててもかわいい!
『やんちゃだから引っかかれたりもしちゃうんですけれど、かわいいから許しちゃう。うふふ』なんて言っていると、真顔でこう言われた『破傷風の注射、打った?打ったほうがいいよ、もとは野良猫でしょ?なにがあるかわからないんだし』

えっ?破傷風って犬や猫に噛まれた時に狂犬病の注射と一緒に打つものじゃないの?

今更ながらびびるわたし。2011年の秋頃に犬に噛まれたのを最後に、狂犬病も破傷風も打ってないから抗体はもうないかも…あんな痛い注射、また打たなきゃなの?嘘でしょ?誰か嘘だと言ってくれ…そんなことを思いながらも1月の上旬から引っかかれてるんだから今更ムダじゃない?と冷静になってみたり…

とりあえずその日は普通に帰宅。自宅に帰ってウィキペディア先生に尋ねてみることに。

うぅんややこしい。どうやらわたしの抗体は生きていそうだけれど、打ちすぎてもダメとか言ってるし、今更手遅れっぽいしどうしようかなぁ~。迷いに迷ったけれど、もしも感染したら致死率が高いみたいだしブータンのルールに従ってみようかな、ここブータンだし。というわけで、翌日にブータン人に聞きまくって多数決をとってどうするか決めることに。

若い人を除いて殆どの人が『打ったほうがいいよ』というので、今更かなぁ…と疑いつつも仕事が終わった後に同僚がついてきてくれて病院へ。

『猫に引っかかれたから破傷風の注射、打ちに来たんだけれど』と伝えると、先生は『オッケー。野良猫?家猫?いつ引っかかれたの?』と当たり前の質問。『もと野良猫だけれど、今は飼い猫なので毎日引っかかれてます』と答えると、その場でもうムダじゃない?という空気を醸し出しながら『まぁ打っとこうか』とぽつりとひとこと。ぷすっと打ってもらいました。

『結構痛む可能性があるから痛み止めを出しておくね』とのお医者さんの言葉に同僚が『これってすごい痛むってことじゃない?かわいそうに』と。打ってしまった後なのにまたびびるわたし。

…確かに2日ほど鈍く、でもかなり強めに痛みました。

2015年1月17日土曜日

National Animal Hospital, Thimphu

ねこちゃんとティンプーの自宅で同居を始めて1週間。ようやく時間が取れたのでティンプーにある動物病院へ行ってきました。動物病院はティンプーの街からあまり離れていない、野菜市場の近くにある為のんびり歩いて出掛けることに。事前にキャリーバックの代わりにする用の買い物かごは用意してあるし、ねこちゃんはそのかごに入るのが嫌いじゃないみたいだし、きっと問題ないわ大丈夫☆というわけで、ティンプーのおうちに来てから初めてのお出掛け。

思ったよりもかごが小さかった。っていうか、思ったよりも育ってる?

途中のスーパーで猫用グッズが何かないかと確認…ペットグッズ・フードコーナーには先客がいて、ラブラドールっぽい子犬を抱えた女の子のふたり組み。ブータンではまだキャリーバッグは普及していないのでたいていの子犬は手で抱えて運ばれています。

たいしたものはない様だし、かごの中のねこちゃんはラブラドールに毛を逆立てて警戒しているので早々に引き上げ。にゃーにゃーと鳴くかごに語りかけながら買い物を続ける不審な外国人。そんなところを日本人の知人に見られたりしつつ、ねこちゃん自慢したりもしつつ動物病院へ。

国立動物病院。なかなか立派な看板です
 
なかなか立派な建物でもあります

中に入ると患畜さんは犬しか見られませんでした。みな何かの血統書とかがついていそうな感じのわんちゃんばかりです。ここでも、ほとんどのわんちゃんは抱えられているだけでリードもつけられていない状態。まぁ子犬が多かったし、大きい犬はリードがつけられていたからブータン的には問題がないんだろうと思われます。日本だったらきっと大問題。

誰に話しかければいいのかわからないので、適当な人に話しかけると外で手当てをしている先生を教えてくれ、その先生は慌しく受付の人を紹介してくれて、無事に受付が出来ることに。普通は抱えてきたりしているので何の動物を連れてきたのかすぐ見ることが出来るのですが、ねこちゃんは買い物かごに入っていたので、受付の人はわたしを見ても動物病院に用がある人ではなく、うっかり迷い込んだ外国人観光客か買い物客だと思ったらしい。

野良猫を拾って性別も年齢も不明だと伝えると、先生に頼んでみてもらうことに。3~4ヶ月のメスと判明。予防接種とかいろいろ相談したくて来たんだけれどと伝えると、受付の人が『健康そうだし大丈夫、狂犬病の予防接種しましょう。あと野良だったので虫下しをあげますね』と。受付の人は先生じゃないけど、ただの事務員ではなく助手も兼任の様子。なにしろ忙しそうで、健康そうなねこちゃんを連れてきてちょっと申し訳なくも感じてみたり…

受付のその場で捕まえといて!と頼まれ、ええっ??と戸惑っていると、もうひとりの方がこういう風に持つのよと、ねこちゃんの襟足を捕まえてぶら下げてぷすっと注射。あっという間の出来事でした。

ねこちゃんのワクチン手帳を下さり、虫下しの薬の飲ませ方を口頭でさらっと習い、その辺の紙をちぎって虫下しの薬を渡され、わたしのティンプー動物病院デビューは終了しました。う~ん、すごかった。
文庫本よりもちょっと小さなサイズのワクチン手帳

帰りに立ち寄った店でも、にゃーにゃーと聞こえるとみんなが『何が起こったの?』って顔できょろきょろ。『猫がいるの』と伝えると『なんで猫を買い物カゴに入れてるの?』と必ず聞かれ『予防接種するの』というと怪訝な顔。ブータンで猫は『ねずみ取りの為の居ると助かるもの』であって、ペットとして可愛がる対象ではないんだなぁと感じた一日でした。

2015年1月12日月曜日

ねこちゃんとの生活。

狙われてる?
ペットと生活を共にするのは久しぶりだし、ねこちゃんを飼うのは初めて。かわいいけど緊張します。たぶん、ねこちゃんも今までと勝手が違うなって戸惑ってると思うけれど。

昔誰かにもらった薬用ノミ除け首輪をしてもらっています。ご飯はティンプーのお店で見付けたかりかりがメインです。

性別もわからないし、何歳ぐらいか(何ヶ月くらいか)もわからないし、病気のこととか予防接種のこととか。聞きたいことが山ほどあるので、週末に動物病院に連れてゆくつもりです。

かりかり発見のニュースをフェイスブックでしたところ、ティンプーではペットがペットフードを食べる時代なのか?とブータンを知る多くの日本人に驚かれました。そして、ブータンを知らない日本の友人たちはペットフードがあることに驚きを隠せないわたし達に驚いていました。

日本の両親からは『ひとり暮らしで飼うのは大変だったら、子猫のうちに貰い手を見つけるのがいいと思います』とアドバイスが…大変でも楽しいので一緒に生活したいと思います。いつか日本に帰るときにはつれて帰りたいという話は、猫が苦手な母の為にまだ伝えないつもりです。

2015年1月10日土曜日

ねこちゃんと大移動。


ねこちゃんと一緒に、ガサからティンプーまで帰ってきました。わたしをティンプーに送ってくれた後にひとりでガサまでの長距離ドライブすることになっちゃうお父さんを心配して、運転手さんの息子さんもついて来ていてくれました。

ドチュ・ラ峠は見事なくらいの青空で絶景の写真びよりでしたが、ねこちゃんと遊ぶのに忙しく次回に持ち越しです。

2015年1月5日月曜日

大きな法要、シプチデ。

行けないとは知りつつも、13年に一度しかやらない法要がすぐそこで行われているのに行けないのは残念すぎるので、プロジェクトの人達に興味があるなぁ~面白そうだなぁ~と言い続けていたら、彼らはわたしを言い訳に仕事を休むことを決めたようで『外国人の同僚が強請ってるから仕方ないよね。まぁ僕らも行くことが出来てラッキーだし』というスタイルで、行くことを許可してくれました。

そんななか、首都のオフィスから携帯にメッセージ『内務文化省の次官より、今回の法要は特別なものであるので行きたい人は行っても良いと許可が出ました』との事。さすがブータン、さすが内務文化省。というわけで、同僚たちと皆で仕事をサボる後ろめたさは感じることなく行けることに。

出張先のガサから法要が行われているプナカまでは車で片道3時間。自動車道路はあるけれど基本的にアスファルト舗装はされていない砂利道のみ。楽な旅ではないけれど、楽しいことの前では小さく些細な問題です。ここでも道路拡幅工事による通行止めがあるために朝の5時半に出発。

プナカに到着すると、警察やデスップ(軍隊のトレーニングを受けた人でオレンジのユニフォームの人々、王様直属のボランティア集団でいろいろなイベントで活躍しています)が皆の持ち物検査、誘導、案内などを行っていました。

いつも思うけど、かばんの中のなにをチェックしてるんだろうか?

つい数日前、タクツァン僧院登山中に外国人観光客の滑落事故があったこともあり、この法要では事故が起こらないようにと、4代・5代両国王陛下、そして中央宗教庁からじきじきにお達しがあったそうで、外国人や婦女子には特別な注意が払われていました。わたし個人でもデスップや警察の方々から度々『最後の瞬間は危険だから絶対に近づかないように』と注意を受けました。外国人には特に本人に、そしてガイドに、という念の押しよう。

前に置かれた人形、宝石や銀細工などで飾りつけられています。

周囲に置かれたお供え物、素敵なキラもありました。
みかんとか?見向きもされてなかったけれど、綺麗に飾りつけされていました。
お供えには家畜もあります、これも最後に頂いていいの。

運良く法要に参加することが出来たので、運良く何かを手にして護符に出来るかなと思っていましたが、一緒に来ている同僚たちやその家族もわたしが危なくないようにと目を光らせているし、そんなチャンスはなさそう。ブータンで怪我しても良いことはないし、一緒にふらふらしてくれる同僚の子供たちと大人しくしていることに。

そんななか子猫を発見、人混みでにゃーにゃー。危ないなぁと勝手に保護。飼い主を探してみたけれど見付からず、周囲の人には飼いたければ持って帰りなよ、でも放っておけば勝手に家に帰るよ、と言われたけれど犬も多くて心配で。人混みは混雑していて危ないしかわいすぎて手放せず、こんな日に猫ちゃんと出会うなんてこれって何かの縁じゃない?っていうか、このねこちゃんが護符なんじゃないの?と勝手に前向きに同居を検討。

そうこうしているうちに、群集から『わあっ』いう声がしてそちらに目を向けると砂埃が。あっという間にするすると柱を登っていく人が見え、これは近くで見なきゃ!とお目付け役(笑)の同僚の娘とねこちゃんを連れて安全な範囲で近づくことに。

真ん中に人がへばりついているのがわかりますか?
 
登れる人はほんのわずかで後は下でごそごそしてました。

興味はあるけれど、安全圏にいる人びと。わたしもそのうちのひとり。
 
破壊された人形の残骸。これひとつでも護符になるそう。でもこれが屋根裏とかに置かれてたらちょっと怖い。
 
護符をゲットしたおっちゃん。誇らしげで嬉しそうでした。
 
なんとも迫力があってすごかったです。みんなの興奮が伝わってきて楽しくて、写真を撮るよりも現状を見ているのが精一杯でした。今思うと、あれも撮ってない?これもすごかったのに!!ということばかり。写真には写っていないけれどおばちゃんたちもパワー全開でいろいろと獲得。やっぱりおばちゃんは世界どこでもすごいよね。

あの飾りもさることながら、そこで組まれたやぐらの部材(パネルや角材)なども持ち帰って良いそうで、そんなものを抱えた人も多くいてちょっとびっくり。

大興奮のうちに法要は終わり、ねこちゃんと共に出張先のガサへ帰宅しました。


その日の夜のニュースで、7歳の女の子がひとり死亡し怪我人が9人出たと知り驚きました。
http://www.bbs.bt/news/?p=35584