ラベル シプチデ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル シプチデ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2015年1月5日月曜日

大きな法要、シプチデ。

行けないとは知りつつも、13年に一度しかやらない法要がすぐそこで行われているのに行けないのは残念すぎるので、プロジェクトの人達に興味があるなぁ~面白そうだなぁ~と言い続けていたら、彼らはわたしを言い訳に仕事を休むことを決めたようで『外国人の同僚が強請ってるから仕方ないよね。まぁ僕らも行くことが出来てラッキーだし』というスタイルで、行くことを許可してくれました。

そんななか、首都のオフィスから携帯にメッセージ『内務文化省の次官より、今回の法要は特別なものであるので行きたい人は行っても良いと許可が出ました』との事。さすがブータン、さすが内務文化省。というわけで、同僚たちと皆で仕事をサボる後ろめたさは感じることなく行けることに。

出張先のガサから法要が行われているプナカまでは車で片道3時間。自動車道路はあるけれど基本的にアスファルト舗装はされていない砂利道のみ。楽な旅ではないけれど、楽しいことの前では小さく些細な問題です。ここでも道路拡幅工事による通行止めがあるために朝の5時半に出発。

プナカに到着すると、警察やデスップ(軍隊のトレーニングを受けた人でオレンジのユニフォームの人々、王様直属のボランティア集団でいろいろなイベントで活躍しています)が皆の持ち物検査、誘導、案内などを行っていました。

いつも思うけど、かばんの中のなにをチェックしてるんだろうか?

つい数日前、タクツァン僧院登山中に外国人観光客の滑落事故があったこともあり、この法要では事故が起こらないようにと、4代・5代両国王陛下、そして中央宗教庁からじきじきにお達しがあったそうで、外国人や婦女子には特別な注意が払われていました。わたし個人でもデスップや警察の方々から度々『最後の瞬間は危険だから絶対に近づかないように』と注意を受けました。外国人には特に本人に、そしてガイドに、という念の押しよう。

前に置かれた人形、宝石や銀細工などで飾りつけられています。

周囲に置かれたお供え物、素敵なキラもありました。
みかんとか?見向きもされてなかったけれど、綺麗に飾りつけされていました。
お供えには家畜もあります、これも最後に頂いていいの。

運良く法要に参加することが出来たので、運良く何かを手にして護符に出来るかなと思っていましたが、一緒に来ている同僚たちやその家族もわたしが危なくないようにと目を光らせているし、そんなチャンスはなさそう。ブータンで怪我しても良いことはないし、一緒にふらふらしてくれる同僚の子供たちと大人しくしていることに。

そんななか子猫を発見、人混みでにゃーにゃー。危ないなぁと勝手に保護。飼い主を探してみたけれど見付からず、周囲の人には飼いたければ持って帰りなよ、でも放っておけば勝手に家に帰るよ、と言われたけれど犬も多くて心配で。人混みは混雑していて危ないしかわいすぎて手放せず、こんな日に猫ちゃんと出会うなんてこれって何かの縁じゃない?っていうか、このねこちゃんが護符なんじゃないの?と勝手に前向きに同居を検討。

そうこうしているうちに、群集から『わあっ』いう声がしてそちらに目を向けると砂埃が。あっという間にするすると柱を登っていく人が見え、これは近くで見なきゃ!とお目付け役(笑)の同僚の娘とねこちゃんを連れて安全な範囲で近づくことに。

真ん中に人がへばりついているのがわかりますか?
 
登れる人はほんのわずかで後は下でごそごそしてました。

興味はあるけれど、安全圏にいる人びと。わたしもそのうちのひとり。
 
破壊された人形の残骸。これひとつでも護符になるそう。でもこれが屋根裏とかに置かれてたらちょっと怖い。
 
護符をゲットしたおっちゃん。誇らしげで嬉しそうでした。
 
なんとも迫力があってすごかったです。みんなの興奮が伝わってきて楽しくて、写真を撮るよりも現状を見ているのが精一杯でした。今思うと、あれも撮ってない?これもすごかったのに!!ということばかり。写真には写っていないけれどおばちゃんたちもパワー全開でいろいろと獲得。やっぱりおばちゃんは世界どこでもすごいよね。

あの飾りもさることながら、そこで組まれたやぐらの部材(パネルや角材)なども持ち帰って良いそうで、そんなものを抱えた人も多くいてちょっとびっくり。

大興奮のうちに法要は終わり、ねこちゃんと共に出張先のガサへ帰宅しました。


その日の夜のニュースで、7歳の女の子がひとり死亡し怪我人が9人出たと知り驚きました。
http://www.bbs.bt/news/?p=35584

2015年1月3日土曜日

ガサに向かいます。

ある晴れた日のドチュ・ラ峠

お正月早々にお願いされた出張、ガサへ向かいます。ガサ・ゾン改修工事の担当をしているので、今年は度々ガサに行くことになるでしょう。今まで担当していたルンツェも田舎でしたがガサも相当に田舎です。普段生活している首都ティンプーの生活とは違うものが見れるので、仕事以外のこともとても楽しみです。

新年早々のドチュ・ラ峠では天気が崩れ新年早々曇り空、こんな青空は見えなかったのが残念でした。しかも1月1~5日まで、プナカで『シプチデ』という大きな法要がある関係で、この週末は道路拡幅工事による通行止めは行わないと言われていたのですが、何故か行われた通行止め。ひっ掛かった人たちとのお喋りによると、BBS(ブータン・ブロードキャスティング・サービス、ブータンの国営放送のテレビ)で通行止めをしないという案内を出していたそう。どうして行き違ってしまったのでしょう。まぁ時間は無駄になりましたが、いろいろな人とお喋りしたりして楽しい時間は過ごせました。

プナカで約束していた人とご飯を食べました。あぁ時間があったらもっとお喋りしたかったのに!美味しいご飯も手作りパンもご馳走さまでした!

プナカで行われる大きな法要、最終日がとてもエキサイトするらしいけれど出張先からは出掛けにくいので、一緒にガサに向かう同僚にお願いして寄ってもらうことに。すっごい迫力でした。

周囲の人々を見るとこの大きさがわかると思います
 
20メートルはあるんじゃないかという色とりどりの糸で組まれ美しく飾られた大きなデ。その前に飾られた王族やジェ・ケンポや王族や一般の人々を象り、衣装や宝石など煌びやかに飾り付けられた人形。周りに置かれている多くのお供え物(穀物や衣類など様々なもの)。
 
そこで会った僧侶に話を聞くとこの飾りの一番上に一番のお宝が安置されているらしい。そのお宝も周囲に置かれているものも最終日には持ち帰って良いそうで、それがエキサイトしすぎて奪い合いになり怪我人が出るということでした。ここから頂くものは全てが護符として機能し、霊的(悪霊など)にも物理的(泥棒や災害など)にも守ってくれるらしい。
 
ミーハーなので、そんなに素晴らしいモノならなにか欲しいな…とは思うものの、最終日には来れそうもないので無理そうです。