4年前の震災時、当時は一時帰国をしていて自宅で大叔母とふたりでいる時に地震がきたの。思うことはいろいろとあるけれど、今でもわたしが出来ることは何もなくて、でも祈ることだけは欠かさずにいるんだ。
今年はブータン中央宗教庁が、ブータンに住む日本人を招いて祈りを捧げてくださることになりました。何年もたった今でも祈ってくれることにこころからの感謝を。
鎮魂の祈りは、普段の祈りと異なりとても美しい音色で胸が一杯になりました。
災害が起こった年に、ブータンは政府をあげて祈ってくださったりしたけれど、翌年からこのような大掛かりなお祈りは行われていません。でもどうして今年祈りを捧げてくださったかというと、3月9日、知人の僧侶に、 個人的に追悼のバターランプを捧げたいんだけれど、どこの寺院で引き受けてくれるだろうかと相談したのがきっかけで した。
翌日10日の朝、彼が『よく考えたんだけれど、 ブータンは日本にとってもお世話になっているし、あの災害がいまだ癒えぬ状況にあるのも知っている。 私たちは祈ることしか出来ないから、ブータンに住んでいる日本人を招いて、 法要を行おうと思うんだけれどどう思う?こういったことの為に余剰予算はあるんだし、話をしてみるよ』 と言ってくれました。
で、話をしてくれた結果、昼過ぎに再度連絡があり『 明日11日に10時からタシチョ・ゾンで お祈りするからブータンに住む日本人にお暇だったらいらしてねと 伝えて。バターランプをお供えして、簡単なお祈りをするだけだけど、 是非来てほしい』と言ってくださりました。
運悪くその日は日帰り出張中で、
それでも15人ほどの日本人が集まり、
タシチョ・ゾンの僧侶は季節によってティンプーとプナカのゾンを行き来します。今の時期、ジェケンポを筆頭にほとんどの方が、いまだ冬の住まいであるプナカに住んでおり、
ほんっとうにブータン的で、
仕事の後には、当初の予定通り、友人たちとバターランプをお供えしに行きました。いろいろと手配してくれた僧侶には『なんで昼間のタシチョ・ゾンのお祈りで一緒にやらないんだい?』と不思議がられたけれど、わたし達日本人にはいろいろと計画とか事情とかがあるのですよ!ブータンみたいに直前に変えられないものもあるのです(笑)
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