2016年9月18日日曜日

第5回日本語スピーチコンテスト in Thimphu


いつもブログを見てくださってどうもありがとう。


日曜日のお昼過ぎ、ティンプーのとあるホテルで『第5回日本語スピーチコンテスト』が国際交流基金の支援を得て行なわれました。主催はブータン日本語教師会。

発表者はブータンの首都ティンプーにある日本語学校(The Bhutan Centre for Japanese Studies)の生徒さん達。コンテストは初級レベル(学習暦6ヶ月程度)5名と中級コース(学習暦8~12ヶ月程度)4名に分かれていました。

発表者は前回と異なるものの、全体のレベルがアップしていて感心しきり。

日本語学校って、週6日2時間くらい通うんだもんなぁ…良く頑張ってるなぁと。
日本語を学んで日本に行きたかったり…日本語を生かしてブータンで仕事を得たいと思っていたり…目標があるって頑張れるよね。


ってここで、我が身を振り返る。
2008年1月から現在まで継続してここに住んでいるにも関わらず、わたしの英語能力とゾンカ(ブータンの国語)能力は地を這うレベル…

向上心が足りないのか?それとも??
よくブータンの友人に『お前はブータンに興味がないんだ』と言われ『あほなこと言うな!こんなにブータンに関心を持って貢献したいと思ってるのに』なんて言ってるけれど、もしかして彼らの言う通りでブータンに関心がないんだろうか?と自問自答した日曜の午後。


2016年9月17日土曜日

ビシュワカルマ・プジャ(Vishwakarma Puja)

 
 
いつもブログを見てくださってありがとう。
 

土曜日、朝6時過ぎ、陽気なヒンディ音楽が大音量で窓の外から流れてきた。『誰かの誕生日かな?それにしても朝早いな…』なんて思いつつ外を見てみると、うちの近所の工事現場がきれいに飾りつけられて人がわさわさしていたので気がついた。『あぁビシュワカルマ・プジャか』

ビシュワカルマ・プジャとは、ヒンドゥーのお祭りのひとつで、機械の神様(ちょっと正確じゃないんだけれどなんって説明していいか良くわからないので便宜的にこう書いちゃいますね)であるビシュワカルマに車などの機械に福をもらいます。ビシュワカルマは建物の建設にも関係があることと、多くのインド人が新築工事現場で働いていることから、ブータンでは建設現場でお祝いしているの多く見ることが出来ます。

町では多くの飾りつけられた車を見ました。あまりにも前が見難い飾り付けをしてあるタクシーには乗りたくないなぁ…(笑)

走ったら風船が邪魔だろうなぁ
 
荷物は載せられない状態

朝早くから夜遅くまで、大音量の音楽とダンスでとても楽しそう。

毎年、若干うるさいな…とは思いつつも、朝から晩まで…休日も祭日も…良く働くインドの方々の年に一度くらいしかないお祭りだから、楽しんでもらえたらいいなぁとも思ってる。

 
町から帰ってくると自宅アパート前の駐車場でも、車の飾り付けをしていました。ブータン人僧侶(ブータン仏教徒)もヒンドゥのお祈りしてもらうんだなぁ…なんていつものように疑問に思っていたら、僧侶が『君は文化局で長いこと働いているね。仕事は楽しいかい?君のスクーターはお祈りしないの?』と聞いてきたので、返事をするついでに疑問に思ったことを聞いてみた『なんで仏教徒なのにヒンドゥ教のお祈りしてもらうの?』

『仏教が発祥したときに車はなかったから仏教にこういった機械に関する祈りはないんだよ。だからヒンドゥだけど仏教にも近いところがあるからお祈りしてもらうんだ』

うぅん、よくわかるような…さっぱりわからないような…



自分メモ
ガラッブ・リンポチェ、デチョッグ・コルロ

2016年9月15日木曜日

中秋の名月。


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さてさて、日本では中秋の名月ですがブータンでは観月の習慣もないので、ひとりで細々と月見団子を作って観月会でも…と思いましたが。

わたしの住む首都ティンプーでは夕方から雲が広がり月を欠片たりとも見ることが出来ませんでした。残念。

でもお団子(みたらし・あんこ)は食べたよ☆


2016年9月12日月曜日

選挙。

いつもブログを見てくださりありがとうございます。
以前から文字が小さくて読みずらいと思っていましたが、前回から改善できました(笑)
 
 
 
さて、ブータンでは9月末に地方自治体の選挙が行なわれます。村長・町長・区長、そんな感じの。ブータンの人たちは、住民登録が行なわれている自治体の選挙権を持っているのですが、ほとんどの同僚達は現在居をかまえている首都ティンプーから遠く離れた地方出身者が多く、実際に投票所に向かうことが困難なことから、先日郵送での投票用紙届けられました。この郵送投票用紙セットは申請しないと届きません。
 
住所のないブータンでは、郵便物は職場に届けてもらうことが一番確実。なので、同僚の家族の分なども職場に届いていました。
 
 

もちろん、ミーハーなので中身を見せてもらうことに(笑)

選挙の案内と自分がどこの誰か記す青い紙、返信用封筒、村長・町長・区長それぞれの投票用紙とその封筒が入っていました。

投票用紙には、名前と顔写真が書かれておりその横の空欄にチェックすることで投票できるシステムです。わかりやすくて間違えにくくていいですね。

今までの選挙と同様に、投票日(9月27日・火曜日)は公休日になるようです。


2016年9月8日木曜日

お久しぶりです。ブータンに戻りました。


いつもブログを見てくださってありがとうございます。


お久しぶりです。お元気ですか?

夏前に一時帰国を計画してから、仕事もプライベートもばったばたで更新できずにおりました。下書きだけはフォルダにいっぱい詰まっておりますのでいつかアップしたいと思います。


さて、今回の一時帰国ではねこちゃんと共に旅をしました。空飛ぶねこちゃん。ブータン→バンコク→日本の往復という長旅も耐えてくれました、いいこちゃん!!

酷暑の日本ではまず、網戸を開けるというスキルを身につけ脱走すること数回(ブータンのお家にはそもそも網戸がありません)。夜中にも帰宅せず、うちの両親を寝不足にしたりもしましたがありがたいことに何も問題なく無事にブータンに連れて帰ってこれました。とはいえ、実は出発の数時間前も家から脱走し、ご近所さんを巻き込んでの大捕り物が行なわれたんですけれど…

お泊りに来た甥っ子(4歳児・2歳児)姪っ子(6歳児)ともすぐに仲良くなって遊んでくれたし、日本でも生きていけそうってわかった良かったです(笑)

1ヶ月くらいの一時帰国で気持ちもリフレッシュ出来たので、これからもブータン生活を楽しみたいと思います!

2016年6月5日日曜日

花博2016

いつもブログを見てくださってありがとうございます。
 
 
なんだかばたばたとしていて…というのはいつもの言い訳で、だらだらしていたので後でアップしよう~なんて思っていた記事がずっと下書きフォルダに収納されていました。遅くなりましたが、この一か月分日付をさかのぼってアップしますね。
 
 
 
さて、今年も行なわれました。第二回 ロイヤル・ブータン・フラワー・エキシビジョン(ブータン花博2016…勝手に日本語訳・笑)6月4日(土)から8日(水)まで。一般公開は5日(日)からで土曜日は招待客のみ←とうぜん呼ばれてない(笑)
 
フェイスブックのページはこちら。
 
空港のある町パロのウゲンペルリという王宮で行なわれたこのイベント。普段は入ることの出来ない王宮の庭に入ることが出来る貴重なチャンスでもあります。
 
今年は友人と一緒にスクーターで出掛けました。ブータンで購入したスクーターは115ccなので二人乗りできるんです。車だと1時間くらいで移動できるティンプー・パロ間ですが、ふたりで安全に注意して運転したら2時間弱のドライブでした。天気も良くって最高のドライブ日和でした、気持ち良かった~
 
花博の看板とわたしのスクーター
 


 

 
今年は去年に比べて面積も広かったので、見ごたえがあるを通り越して、へとへとになるほどでした。しかも王宮内なので途中に立ち食い出来るような出店などもなく…大人でも疲れるなぁと思うほどだったので、最後のほうではぐずってる子供も多かったような(苦笑)
 
今年は日本ブータン国交30周年ということで、日本からお茶・着物体験・習字・盆栽師などが派遣されてきており、ブータン人も日本文化に触れて楽しめたみたい。


美味しい?って聞かれて『はい』って答えてたけどきっと嘘だと思う(笑)
平日には会議なんかも開かれていて(それには招待されていた)盆栽パフォーマンス(日本人の盆栽師さんがブータンの植木で盆栽を作る様子)を見たり、ブータンの高山植物、ブータンの伝統的な薬草、タウンプランニングと緑の関係、ガーデニングについて、学生さんたちの討論会、など様々なことを議論したりしていました。
 
 
 
実はこのイベント。ブータン人やブータンで働く外国人などは入場無料だったのですが、観光客の入場料は700Nu(約1200円)。そんな金額払う価値はないと考える観光客も多かったようですが、わたしならたぶん払ってでも入ったと思うし、入ったら価値はあったと思えた内容でした。
確かに安い金額ではないし、友人が言うように「外国人は金持ちだからがっつりとってやるって根性がいやらしい」とも思えないこともないけれど、もう二度と来ることがないかもしれないブータンだから「お金で買えない価値のある経験」と捉えて「金で解決」出来るならするわってこと(笑)ほらあれよ『お金で買えないものがある、買えるものはマスターカード』(だっけ?)カードはきれないけどね!あはは~
 
 
 


2016年6月3日金曜日

Dolma Dum (ドルマ・ドゥム)というお祈り。

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なんだかばたばたとしていて…というのはいつもの言い訳で、だらだらしていたので後でアップしよう~なんて思っていた記事がずっと下書きフォルダに収納されていました。遅くなりましたが、この一か月分日付をさかのぼってアップしますね。
 
 
 
ブータン人が大好きでいろいろアップするのでローカル情報を集めるに最高なフェイスブックを見ていると、なんと友人が校長先生を務める僧院でなんだかお祈りをしているとの情報。早速友人に連絡を取ると『9日間やっているからいつでもおいでよ。とは言っても明後日が最終日だから最後の日の昼間においでよ。お昼ご飯をご馳走しよう』と言ってくれた。
 
仕事の都合でいけるかわからないけど…とは返事をしたけれど、行く気満々。ちゃっかり仕事を纏め上げ、ちょちょっと早お昼に出かけて行きました。こういう時にスクーターがあって本当に便利だなぁと思うわ。買って良かった~☆
 

入り口から綺麗に飾りつけられています
わたしが到着した時間はまだお祈りが行なわれている時だったので、入っていこうか友人に連絡しようか迷っていたら友人がお堂入り口近くにいたので内部に招いてもらった。平日昼間なのに僧侶だけではなくて大勢の一般の人の姿もあって、毎度のことながら感心しちゃう。
 
お祈りがひと段落したところでお昼だと言われお堂の外へ…向かおうとしたところで、自宅アパート1階の何でも屋のおばあちゃんから声を掛けられた。びっくり!パロ(ティンプーから車で1時間)の親戚が来て、お祈りの最終日だから一緒に行こうと朝に誘われたから来ていたんだそう。『こんなところで会うなんてびっくりよ~』と驚かれたけれど、わたしもびっくりしたわ~。
 
一般の方のためのご飯を食べるスペース
 
このお祈り、ドルマ・ドゥムとはタラ菩薩に対するお祈りだそう。タラ菩薩ってそれ自体が女性だから女性が祈ると良いって聞いたことがあるので、今回も特別に女性に関するお祈りかなんかかと思ったけれど、万人向けのお祈りだそうだ。主に富と長寿を祈るものでよくチベットの人が行なうみたい。

友人が『これの説明の冊子があるけどゾンカ(ブータンの国語)だから読めないよね、どうする?それでも欲しい?』と聞いてくるので『ここでゾンカ習うからちょうだい』と言ったらくれたのですが『それならここで小坊主に英語を教えてよ』と言われ困惑。わたしだってまだ英語を習いたいくらいなんですけど…

ちなみに今年のドルマ・ドゥムは5月27日から6月3日まででした。

雨季の始まり。

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なんだかばたばたとしていて…というのはいつもの言い訳で、だらだらしていたので後でアップしよう~なんて思っていた記事がずっと下書きフォルダに収納されていました。遅くなりましたが、この一か月分日付をさかのぼってアップしますね。
 
 
6月上旬、雨は少ないように感じますがそれでもティンプーでは雨季になりました。
 
新しいオフィスは谷の下のほうにあるからか、それとも角度の問題なのか、雨季になって一番の楽しみである虹があまり見られなくなってしまったのがすこしさみしい。
ブータンでは日本の梅雨のようにず~っといちにち雨が降っているのではなくて、いちにちのうちに何度も降ったりやんだりを繰り返すので虹を見られるチャンスが多いのです。
 
ティンプーもパロも田植えが始まって、青空や白い雲、山の緑もなにもかも綺麗に見えてくるミラクルなシーズン。ごみさえ落ちてなければ最高なのにね(笑)
 
ティンプーのタシチョ・ゾンの周りの田植えも完了です

ぱかっと割れてなにか降りてきそうじゃない?
 
 
 

2016年5月31日火曜日

日本からのお土産。

現在、上野の森美術館というところで『ブータン展』が開催されているのをご存知だろうか。わたしの所属する内務文化省文化局は国立博物館や織物博物館を抱える部署なので、これに関わっている友人達が多い。

先日、このオープニングセレモニーが行なわれ、先代国王の王妃のひとり『アジ・ツェリン・ヤンドン』が招かれ、また天皇陛下と皇后様、皇太子様に謁見されニュースになったのでその様子をテレビなどで見た人も多いんじゃないかと思う。

アジ・ツェリン・ヤンドンは文化関係を担当しているので、たまにお会いする機会があるの。とても快活で人のよい方なのよ。オープニングの挨拶で幾つかの日本語の単語があったのですが、きちんと日本語で発音したいと言ってきた真面目な方でもあります。

そんなブータン展のオープニングに参加したボスからお土産を頂いた。素敵なデザインのチケットホルダー『あなたには最近、タクツァンの仕事してのでタクツァンのデザインにしたわ』と言って。

ひろげたところ
 

内側にもかわいいデザインが

実際にはありえないブーツの色合いだけど(身分で色の組み合わせが決まるから)、とってもかわいい

ネットで展覧会グッズを見て、かわいいなと思っていたので実際に手に出来て嬉しいわ。

ブータンってお土産に適したものが少ないからこういうのがあったら嬉しいと思う反面、いかにもな工業製品がブータン土産になってしまうのは、職人が手作りする様々な工芸品がいまだ残されているブータンでちょっと淋しいから、やっぱりお土産が選びにくい今のままのブータンで良いのかもしれないと思ってみたり…


2016年5月27日金曜日

センスの問題。

自由とほんのちょっとの迷いがあると、個性が出てしまうよね。センスの問題とも言うけど。



駐車場が全部あいていて好きなところに停めていいという状態でちょっと迷った結果です…


あと、このブログも文字がちっちゃいなぁとは思っていていろいろ試したんだけれど、結局文字が小さいままで見難いままですみません。センスは母の腹の中においてきたんだと思ってる…


2016年5月23日月曜日

涅槃会(Loar Buddha's Parinirvana)

5月21日は涅槃会(釈迦の入滅した日)という祭日でした。
 
友人とバラが見頃なタシチョ・ゾンへ。
 
曲がっているのはわたしのセンスがないからかな…

 見事なトンドルがかけられていました。

 
あまり早くない時間に行ったので長蛇の列、というのは大げさでも少し並んでトンドルのブレッシングを受け取りました。他には写真は撮れませんでしたが、シャブドゥンが自ら作り上げたミラレパの仏像やタシゴマンと呼ばれる移動式の仏壇なども展示されていました。
 
タシゴマンは、ブータン独自のもので、他のチベット仏教の国では見られないものだそうです。ブータンに現存するものは20基ほどしかなく、ほとんどのものはマニブと呼ばれる担ぐ人(歌うようにマントラを唱えながら開くそうです)が亡くなったときに、家族や縁者が寺院やゾンに奉納されたようです。
 
 
この写真は、2008年に撮ったもの。このおじいちゃんがマニブ、前に飾られているのが移動式仏壇であるタシゴマン。このおじいちゃん、よく週末の野菜市場に居たんだけれど最近見ないな…元気にしているといいなぁ。
 
運良く各所でいくつものタシゴマンをみるチャンスがあったけれど、すべて形状が異なり何度見ても面白いなぁと何時間見ていても飽きません(何時間も見るチャンスはもらえないけど・笑)



おまけ。

タシチョゾンの入り口の国旗の土台(金色の部分)わたしが以前デザインしました


 

2016年5月20日金曜日

働き者なのは?

先週のことになるのだけれど、久々に出張に行ってきた。片道が車で首都から3時間くらい。ドライバーさんとふたりだから申し訳ないなと思いつつも、度々熟睡しつつも目的地へ。
 

そうそうこれだよね、ブータンの出張は。牛だらけ。

 
 
そんな中、ちょっとした違和感を発見。
 
 

 
 
あれ?牛が荷物を背負ってる!
あっ、こっちにも…
 
 
普通は荷馬だよねぇ…そうそう、こういうやつ。


 
 この地域では馬も牛も荷物を運ぶんだなぁと感心しました。




さて。
現場の様子は順調そうに見えるけど、やっぱり図面や指示通りにやってないんだよなぁ…図面と打ち合わせと全然違うことを見せて説明して、なんでこうなったのか理由を話してもらったけれど…もうため息しか出ないわ。

けど、ため息だけでは先に進まないので、穏やかにでもがっちり問題点を指摘して今後起こりうる脅威をやや誇張気味にお伝えして、今後相談無しに変更したらぶっとばすっていうのをあま~くクコーティングして念押ししておきました。
わたしのデザインは完璧じゃないだろうから変更については別に構わないと思っているの。でも勝手に変更する前にひとこと相談してくれたらもうちょっと全体的にまとまるようにあっちこっちアドバイスが出来ると思うんだよね。気になるところだけ勝手に変更しちゃうから、どんどんまとまりのないバランスの悪い建物になっちゃう…


ブータンで仕事をしていていらっとすることのひとつは、図面通りにやらないのに、各種申請に必要だからって図面をかいてくれって依頼してきてがんがんにプレッシャーかけてくることなんだね。君らみたいにコピペして見た目だけ良さそうな図面と違って、こちとら将来問題が起こらないようにいろいろ考えて寸法決めたりしているから時間かかるんだよね!説明通り、図面通りにやってくれないから、危険予測して回避したはずの問題が近い将来に起こりうるけどね!!もう~!

でもいいの、将来問題が起きたら『ほら!指摘してた問題が起きたでしょ?わたしの言ったとおりでしょ?』って伝えて、相手にちゃんと確認してもらうことができれば、今後は指示に従ってくれるようになるから…その為には避けて通ることの出来ない道のりなのです…もう8年も続けてるけどね!

2016年5月18日水曜日

初物!

朝、出勤したら同僚が初物の果物を持ってきてくれました。何だと思う?
 

 
正解は『ライチ』でした~!甘くてすっぱくて美味しかったです。
 
ブータンに来て初めて生のライチを見たんだけれどこんな風に収穫できるんだね~。自分で購入するとすぐにカビが生えてだめにしちゃったりするので、あまり買うことがなかったんだけれど弾に食べると美味しいなぁ。


2016年5月15日日曜日

サガダワとばちばちラケット。

気がついたらまた2週間もブログをあけてしまった…3日坊主じゃなくてもうちょっと定期的に更新したいんだけれどなぁ…うんまぁ、やりたいなって希望ってことで出来たら頑張るわ。
 
 
さて、わたしの住む首都ティンプーもだいぶ暖かくなってきて、ハエにイラつくシーズンになってきました。仕事中に周囲をぶんぶん、お茶カップの周りにぶんぶん、パソコン周辺をぶんぶん。いらいらしてタオルを振り回して「ハエが~あぁ~」とか言って、ブータン人の同僚達からかわいそうな人を見るような目で見られることにも慣れてきました。
 
そう、どう見られるかなんてどうだって良いのだけれど、ハエが周囲をぶんぶん飛び回ることにはどうしても慣れないんです。
 
わたしの住む首都ティンプーの標高は2300~2400mくらい。高地なので他の標高が低い町よりは確かにハエも少ないの。しかもやっぱり首都だから牛とかの動物も少ないしね。それでもやっぱり日本と比べたらうんざりするほどのハエが飛んでいる(ような)気がするの。
 
イライラした気分を引きずったまま帰宅したわたしの目に飛び込んできたのは、先日帰国した友人のくれた『バチバチラケット』 じつはこれ充電式で、ハエや蚊を電気ショックで退治します。友人宅やレストランなどで見たり試したりしたことがあったけれど、退治した後の虫を片付けるほうがいやだなと思って買う気もなかったのだけれど、せっかく頂いたし使えばいいじゃん!うちにはねこちゃんが居るから絶対に使わないし…と翌日オフィスに持ってゆくことに。

 


オフィスで充電をしていたら、にこにこわらわらと寄ってくる同僚達『なにこれ?』との質問に『電気ショックでハエを撃退するラケット』と答えるとさっと青ざめる同僚達『だめだよ、今日から サガダワなのに…聖なる月が明日から始まるんだよ、そんな時に殺生するなんて』

ブータンでは特定の2ヶ月がとても神聖な月だからと肉なし月といって、全土でお肉の販売を行わなかったり(肉屋さんは営業してはいけない)冷凍食品も肉製品は販売禁止になるんです。それがサガダワと呼ばれる月なの。

ベジタリアンでもないくせにきれいごとばかり言いやがって…と若干もやもやを感じつつも、いつもの反応なのであっさり流すことに『大丈夫、これ電気ショックで麻痺させて落ちたハエを窓から逃がすだけだから』

『えっ?殺さないなら別に電気ショックなくてもいいんじゃないの?ラケットで叩けばいいじゃん?』そんな意見を真剣そうに話し合っていたけれど、ラケットで叩いて気絶させるのと電気ショックで麻痺させるのにどんな違いがあるのかわたしにはわからなかったわ。
まぁなにしろ、同僚達に『今月はサガダワだから電気ショックは良くない』と切々と語られてしまったので、ラケットはぶんぶん振り回して憂さ晴らしをするだけのものになっています。あんまり意味がないわ、あはは。


2016年4月28日木曜日

お昼ご一緒してくれたのは…


なんだか気分がささくれ立っていたので、お昼はお弁当を持って外に出ました。

芝生に座って町を見下ろしているとちょっとささくれた気分も落ち着いてきて…お弁当を広げているとどこからともなくわんちゃんが来てご一緒してくれました。っていうか、わたしのお弁当を狙ってただけだけど(笑)



2016年4月24日日曜日

バターランプセレモニー

ゾーリッグ・デーの為の作品つくりであまり遊んであげれなかったので、先日両親が送ってくれた新しいねこじゃらしで遊んであげたら大興奮。初日にプロペラは壊れて、二日で羽は一部もげました。
 
 
だいたいどんなねこじゃらしも1週間くらいで壊れるんだけれどそういうものなの?うちのこが興奮しすぎなの??羽根つきはもげて無残、ふわふわのぽんぽんとかねずみちゃんはとれちゃうんだよね。ちなみにブータンにはこんなものは売っていないので全部日本のものです。
 
 



熊本を中心とした地震について、被害にあわれた方々にいちにちも早く日常に近い生活が戻ってくることを祈っております。


ブータンにある日本語学校が主催でバターランプの法要があり、一緒に祈らせていただきました。



2016年4月22日金曜日

ゾーリッグ・ディ(工芸の日)

刺繍を習いに行っている、伝統工芸院で毎年行われているゾーリッグ・デー(工芸の日)イベントに参加してきました。
 
毎年、このゾーリッグ・デー(工芸の日)には、生徒がクラスで共同作品を作成したり、個人の作品を提出してコンペティションが行われると聞いており、先生から『あなたもなにか作って提出しなよ』と言われたのでそれを聞いた日から2週間、遊ぶ間もなく寝る間も惜しんで(言い過ぎ・笑)作品つくりに専念していました。
 
刺繍技術も時間もあまりないけれど、やっぱりなにか提出するなら、なにか提案できるようなものを作らないと!と思ったので。
 
 
ゾーリッグ・デー当日。
わたしの所属先である文化局のダイレクター(局長)が会議か何かで出席できないから『いかすみが行くならちょうどいいわ、文化局代表として参加してきて』と依頼を受けたんだけれど、まぁそれはそれとして、生徒として普通に参加する予定だったのだけれど、朝一で校長先生に『学校にはカメラマンが居ないんだよ、君、いちにち学校専属カメラマンになってね!よろしく』と突然の依頼を受けたのでちょっと慌しいいちにちに。
 
工芸の神様のタンカ(仏画)が飾られています

オープニングに集まった生徒達

ダンスも披露しました、準備中

工芸展示の様子


 
実は個人作品を提出するのが、前日か当日の朝で良いと聞いていたのだけれど前日までに準備できなかったの。スペースがどんな様子かわからなかったので前日に学校(職場から歩いて5分)に行ってみたら、なんと『今年はまだ学校が始まって間もないから個人作品は提出しなくてもいいことにしたし、コンペティションも行わないことになったんだ』と校長先生から聞かされたんです。
 
えっ!わたし、寝る間も惜しんで(大げさ・笑)頑張ったのに…
それに新学期だってゾーリッグデーの日程だって毎年同じ時期なのに、なんで今年だけ出来ないとか言ってるの?意味わかんない!ブータンではよくあることだけど。
 
校長先生に作品を見せると『いいね、こういうアイディアを求めていたんだよ!』と言ってくれたので『特別展示』みたいにして飾ってもらうことになったんだけれど、若干納得できず…だって私以外に提出されている個人の刺繍作品って3つしかないんだもん!
 
しかも、作品にはどうしてこういうのを作ったのかなどのコンセプトもゾンカ(ブータンの国語)で書くことって言われてたから、同僚達にお願いしていろいろ頑張ったのに(同僚達が・笑)…そんなことをしている人なんて誰も居なかった…まぁいいけどね。
 
というわけでいろいろアクシデントはありましたが楽しいゾーリッグデーでした。
 
 
それはそうと、わたしの作品を披露しちゃいます。ブローチ2点とブレスレット、手鏡です。モデルはゾーリッグデー前日に出勤していた同僚達。デザインはわたしがして、ちょっとおかしい部分は隣の部署の同僚に手直ししてもらいました。
 

横でデザインしたんだけれど、ブータン人的には縦らしい…

彼女の腕が細すぎた…わたしにはぴったりなのに…


ブータンの刺繍ってとってもかわいいし、ブータンの仏教由来のデザインもとてもかわいいのに、なかなかそれを使った作品とかお土産とかを見なかったんです。
しかも生徒さんが卒業するときにはすごい技術を身につけているのに『面倒だし売れないから商売にはしない』という人が多いんです。

職業訓練校なのに!職に結びついてない!!

もったいなさすぎるでしょう!なにか彼らがこの技術を生かして生きていけないかなぁと常々考えていたので、そういうのはどうかなぁと提案してみました。

だってね、生徒さんや卒業生が作るのって刺繍の大きな仏画とかなんだもん!外国人のお土産にしては高価すぎるし、仏画だから人を選ぶじゃない?だからそんなに売れないんだよね…そりゃ売れたら売り上げは大きいだろうけど。

写真を撮ったりゾンカ(ブータンの国語)でのコンセプト文を手伝ってもらうのに同僚達に披露していたら、すごく気に入ってくれたし買いたいとも言ってくれたので見込みはあると思うの。あとはこういう作品を作ることに興味のある子がどれだけ居るかなんだよね。何人か興味がある、こういうのを作りたいと声を掛けてくれたので一緒にやってくれたら嬉しいんだけれどね。

わたしの仕事は、今は日本から材料(鏡とかブローチの土台とか)を仕入れているけれど(だってわたし個人用だから・笑)なんとかインドかどこかで安くて手軽に購入できて、わたしが居なくなっても彼らだけでつづけていけるようにする準備をすることです。

あっまぁ本来の仕事じゃないけどね(笑)


2016年4月17日日曜日

ちいさな演奏者。



週末の野菜市場で、賑やかな音と歌声が聞こえたので振り向くと小さな演奏者達。ペットボトルとたらいで楽しそうに遊んでいました。

昔、木の棒をもって踊りながら歌いながら家の中を転げまわっていたなぁと懐かしい気持ちに。



残念なことに…とっさに写真を撮るとやっぱりちょっとピントはずれ。子供の顔よりもちょっと後ろのおっちゃんの手とシイタケにピントがあってる…何故だ…