2016年4月28日木曜日

お昼ご一緒してくれたのは…


なんだか気分がささくれ立っていたので、お昼はお弁当を持って外に出ました。

芝生に座って町を見下ろしているとちょっとささくれた気分も落ち着いてきて…お弁当を広げているとどこからともなくわんちゃんが来てご一緒してくれました。っていうか、わたしのお弁当を狙ってただけだけど(笑)



2016年4月24日日曜日

バターランプセレモニー

ゾーリッグ・デーの為の作品つくりであまり遊んであげれなかったので、先日両親が送ってくれた新しいねこじゃらしで遊んであげたら大興奮。初日にプロペラは壊れて、二日で羽は一部もげました。
 
 
だいたいどんなねこじゃらしも1週間くらいで壊れるんだけれどそういうものなの?うちのこが興奮しすぎなの??羽根つきはもげて無残、ふわふわのぽんぽんとかねずみちゃんはとれちゃうんだよね。ちなみにブータンにはこんなものは売っていないので全部日本のものです。
 
 



熊本を中心とした地震について、被害にあわれた方々にいちにちも早く日常に近い生活が戻ってくることを祈っております。


ブータンにある日本語学校が主催でバターランプの法要があり、一緒に祈らせていただきました。



2016年4月22日金曜日

ゾーリッグ・ディ(工芸の日)

刺繍を習いに行っている、伝統工芸院で毎年行われているゾーリッグ・デー(工芸の日)イベントに参加してきました。
 
毎年、このゾーリッグ・デー(工芸の日)には、生徒がクラスで共同作品を作成したり、個人の作品を提出してコンペティションが行われると聞いており、先生から『あなたもなにか作って提出しなよ』と言われたのでそれを聞いた日から2週間、遊ぶ間もなく寝る間も惜しんで(言い過ぎ・笑)作品つくりに専念していました。
 
刺繍技術も時間もあまりないけれど、やっぱりなにか提出するなら、なにか提案できるようなものを作らないと!と思ったので。
 
 
ゾーリッグ・デー当日。
わたしの所属先である文化局のダイレクター(局長)が会議か何かで出席できないから『いかすみが行くならちょうどいいわ、文化局代表として参加してきて』と依頼を受けたんだけれど、まぁそれはそれとして、生徒として普通に参加する予定だったのだけれど、朝一で校長先生に『学校にはカメラマンが居ないんだよ、君、いちにち学校専属カメラマンになってね!よろしく』と突然の依頼を受けたのでちょっと慌しいいちにちに。
 
工芸の神様のタンカ(仏画)が飾られています

オープニングに集まった生徒達

ダンスも披露しました、準備中

工芸展示の様子


 
実は個人作品を提出するのが、前日か当日の朝で良いと聞いていたのだけれど前日までに準備できなかったの。スペースがどんな様子かわからなかったので前日に学校(職場から歩いて5分)に行ってみたら、なんと『今年はまだ学校が始まって間もないから個人作品は提出しなくてもいいことにしたし、コンペティションも行わないことになったんだ』と校長先生から聞かされたんです。
 
えっ!わたし、寝る間も惜しんで(大げさ・笑)頑張ったのに…
それに新学期だってゾーリッグデーの日程だって毎年同じ時期なのに、なんで今年だけ出来ないとか言ってるの?意味わかんない!ブータンではよくあることだけど。
 
校長先生に作品を見せると『いいね、こういうアイディアを求めていたんだよ!』と言ってくれたので『特別展示』みたいにして飾ってもらうことになったんだけれど、若干納得できず…だって私以外に提出されている個人の刺繍作品って3つしかないんだもん!
 
しかも、作品にはどうしてこういうのを作ったのかなどのコンセプトもゾンカ(ブータンの国語)で書くことって言われてたから、同僚達にお願いしていろいろ頑張ったのに(同僚達が・笑)…そんなことをしている人なんて誰も居なかった…まぁいいけどね。
 
というわけでいろいろアクシデントはありましたが楽しいゾーリッグデーでした。
 
 
それはそうと、わたしの作品を披露しちゃいます。ブローチ2点とブレスレット、手鏡です。モデルはゾーリッグデー前日に出勤していた同僚達。デザインはわたしがして、ちょっとおかしい部分は隣の部署の同僚に手直ししてもらいました。
 

横でデザインしたんだけれど、ブータン人的には縦らしい…

彼女の腕が細すぎた…わたしにはぴったりなのに…


ブータンの刺繍ってとってもかわいいし、ブータンの仏教由来のデザインもとてもかわいいのに、なかなかそれを使った作品とかお土産とかを見なかったんです。
しかも生徒さんが卒業するときにはすごい技術を身につけているのに『面倒だし売れないから商売にはしない』という人が多いんです。

職業訓練校なのに!職に結びついてない!!

もったいなさすぎるでしょう!なにか彼らがこの技術を生かして生きていけないかなぁと常々考えていたので、そういうのはどうかなぁと提案してみました。

だってね、生徒さんや卒業生が作るのって刺繍の大きな仏画とかなんだもん!外国人のお土産にしては高価すぎるし、仏画だから人を選ぶじゃない?だからそんなに売れないんだよね…そりゃ売れたら売り上げは大きいだろうけど。

写真を撮ったりゾンカ(ブータンの国語)でのコンセプト文を手伝ってもらうのに同僚達に披露していたら、すごく気に入ってくれたし買いたいとも言ってくれたので見込みはあると思うの。あとはこういう作品を作ることに興味のある子がどれだけ居るかなんだよね。何人か興味がある、こういうのを作りたいと声を掛けてくれたので一緒にやってくれたら嬉しいんだけれどね。

わたしの仕事は、今は日本から材料(鏡とかブローチの土台とか)を仕入れているけれど(だってわたし個人用だから・笑)なんとかインドかどこかで安くて手軽に購入できて、わたしが居なくなっても彼らだけでつづけていけるようにする準備をすることです。

あっまぁ本来の仕事じゃないけどね(笑)


2016年4月17日日曜日

ちいさな演奏者。



週末の野菜市場で、賑やかな音と歌声が聞こえたので振り向くと小さな演奏者達。ペットボトルとたらいで楽しそうに遊んでいました。

昔、木の棒をもって踊りながら歌いながら家の中を転げまわっていたなぁと懐かしい気持ちに。



残念なことに…とっさに写真を撮るとやっぱりちょっとピントはずれ。子供の顔よりもちょっと後ろのおっちゃんの手とシイタケにピントがあってる…何故だ…



2016年4月13日水曜日

4月13日のミャンマーの地震。

4月13日のミャンマーの地震(http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/us20005hqz#general)では、ブータンも揺れました。

けっこうその前と後のゆらゆらが長く、若干気持ちが悪かったものの、ブータンは何もないと思います。首都ティンプーのビルの2階で震度2強かな。でも高所に居た人はもっと揺れを感じたというので震度は建物とどこにいるか次第かな?自宅(ビルの6階)に居たら震度3くらいに感じたのかもしれない。

ミャンマーとその周辺の被害が最小限で収まりますように。

今日もねこちゃんは元気です。



2016年4月12日火曜日

ブータンの国会議事堂のソメイヨシノ。

日本から贈られてブータンの国会議事堂に咲くソメイヨシノ(だと思う)を見に行ってきました。というのも、ここにお勤めの方に『桜を見たいけど一般人が入れないところにあるから入域許可くれるか一緒に回ってください。でも仕事が忙しかったりオフィスに居ないなら写真撮って送って欲しいんですけれど…』と図々しくもお願いしたら、気持ち良く『今から来なよ~』と言ってくれたので、昼休みも終わりかけの時間に出掛けてきました。オフィスから国会議事堂まではバイクで5分強です。
ちなみにその方は『でももう桜は残ってないよ。それでも見たいの?』と。昨日見たときにまだ咲いてたよ…と返事をすると『まぁ来たければおいでよ』と。
 
 
あっ本当だ!昨日と比べてもピンクよりも緑が多くなってる!(ような気がする)

 
あっもう額しか残ってない…
 
 
ようやく見つけた花。
遅くなっちゃったのが残念でした。来年は満開のときに入れてもらうようにお願いしようっと。
 
VIP駐車スペースの桜しか知らなかったけれど、国会議事堂の正面玄関脇にもソメイヨシノは植えられていました。普段正面玄関は使えないから(VIPしか使えない)気がつかなかったわ。
 
入り口で外務省の事務次官(1年前まで内務文化省・わたしの所属先・の事務次官だった方。国会議事堂には外務省も入っているのです)にお会いし『桜を見に来ました』と伝えるとやっぱり『もう散ってるのに?』と困った顔をされたけれど、わたし、どうしても桜が見たかったんです。
 
 
その後、駐車場までの道のりを歩いていると…あれ?これも桜じゃない?という木を発見。


 
 
数本の八重桜だと思われるものも発見。こちらは散りはじめという感じ。綺麗でした。

大満足でオフィスに戻ると、午後のお仕事時間、3分の1は終了していました、あはは。
 

 

2016年4月11日月曜日

春の息吹。

ブータンの情報を流してくれているBニュースにおいて3年前(たしか)に日本から贈られた桜の花が咲いたと知らせが。

実はこのプロジェクト(http://miharu-bhutan.jp/jp.html)、1年目と2年目に皆さんがお見えになったときにたまたま街でお会いして桜の苗木の贈呈式などに呼んでいただきましたが、今年はたまたまお会いしなかったからかお見えになったことすら知りませんでした、2月にいらしていたのですね。


週末、野菜市場に向かってスクーターでぶぅ~んと走らせていた時に『あっそうだ、ここってたぶん桜の近くだ』と思いつき方向転換。どこに植えられたのか正確な場所がわからないのだけれど、ニュースに添えられた写真から想像した場所に向かってみると…

咲いてた~!
 
 
たぶんこれだと思う。かわっぺりの吹きさらしに植えられていて、花がもげそうなくらいだったし枝もぎゅんぎゅんしなってたけどまだつぼみもあってもう少しの期間、花が楽しめそう。
 
三春の滝桜って有名だけれど、これはその孫?とか言っていたような気がする…うろ覚えだけど…確か吉田さんっていう桜の栽培?メンテナンス?を行っている方にがとても丁寧に教えてくれたんだよね。
 
この公園には他にもいろいろな植物が植えられているし、植樹したときもまさか一本じゃないだろうと隈なく見渡してみたらこれもかな?と思える苗木が。植物について詳しくないからちょっと自信ないんだけれど桜の葉っぱってこんなだったように思うんだ…どうだろう?
 
 


 
花が枯れかけていたんだけれど…咲くといいな…それとももう終わってるの?
 
日本のソメイヨシノの時期に比べてブータンに咲いている日本の桜は遅かったように思ったんだけれど同じ時期に咲くんだなぁ…なんて考えて思い出した。そうだよ、国会議事堂に植えられたソメイヨシノを見に行かなきゃ!野菜なんていつでも買えるけど桜は散ったら来年まで見れないもん。
 
というわけで、またまたバイクをぶぅ~んと飛ばしてひとっ飛び。



 
当たり前だけれど、警備の関係で敷地には入ることが出来なかったので外から。去年も週末にこうやって見に来て、桜だけ見せて~って門番にお願いしたけれどやっぱり入れてもらえなかったなぁ…と思い出していた。平日、キラ(民族衣装)を着ていけば一般人用の駐車場まではスルーで入れるけれど、この桜が咲いているのはVIP駐車場なの。エライ人にお願いするしかこの桜を楽しむことは出来ないのよね…そしてそのエライ人とは内閣官房長官とかそのレベルなのよね(笑)まぁチャンスがあれば…でも遠目からももう散りかけているのがわかるので数日中にどうにかしないとね。
 
この桜はソメイヨシノだと聞いています。ずっと前に日本ブータン友好協会が植樹を行ったものでここの他は全滅したと聞いたけれど、植樹した時期もどこに植樹したかもはっきり知らないので、もしかしたら残っているものがあるかもしれません。場所さえわかれば確認できるんだけれど…
当時、ノルジン・ラム(首都の目抜き通り)にも植樹をしたんだけれど、桜の美しさを知っているブータン人が街路樹として植えたものを勝手に抜いて自宅に持って帰って枯らしちゃったってうわさがあるんだけれど…たぶん本当なんだろうなと思うんだけれど…真実は闇の中です(笑)
 
この話(ノルジン・ラムの街路樹を引っこ抜いて勝手に持って帰った)を聞いたとき(2008年)にはブータンに来たばかりでブータン人をよく知らなかったから『そんなあほなことするかいな…』と思ってたけど、何年も過ごした今なら言える『やつらはやるぜ、絶対に』
 
 

 
 おまけで、この時期にとても華やかで美しい藤を。古くからある建物の周囲の低めの壁の上部に、内側から外に見えるように掛けられていることが多いような気がします。日本の藤棚のような形で植えられているのは見たことがないわ。
 

 

2016年4月8日金曜日

はみがき。

猫を飼うのは初めてでいまだに戸惑うことが多いのだけれど、ある程度の情報がネットで見られるから便利よね。

うちのねこちゃんはブータンのやや野性味の残る猫だから、普通の日本の飼い猫だったら当然するんだろうことが困難なような気がする。単にわたしのしつけの問題なのかもしれないけれど。

そのうちのひとつが『歯磨き』

首都ティンプーで小型ペット用の歯ブラシを見つけたので試してみたけれど、ねこちゃんの口に入れることすら出来ないし、日本から持ってきた『へちまのおもちゃ、噛んで歯磨き』も噛まないし、『うむむ、どうすればいいのだ…』と唸って、もう仕方ないか…と諦めの境地に至っていた。


しかし先日、両親が送ってくれたものの中に『噛んで歯磨き』の別バージョンが入っていた。実家は圧倒的犬派なので猫は飼ったことがなかったんだけれど、わたしが猫を飼いはじめたと知り、近所のホームセンターのペットショップの猫大好きなお姉さんに聞いていろいろと送ってくれるの。猫大好きお姉さんにはお会いしたことがないのだけれど、お姉さんに聞いて購入してくれたものはうちのこも圧倒的な食いつきで、おもちゃも爪とぎもなにもかも超お気に入りなの。お姉さんには本当に感謝してる。だってね、わたしが日本に帰ったときにお姉さんに会えずにわたしが選んだ歯磨きおもちゃは使ってくれないし、ブラシにいたっては使わせてもくれないもの…

さすがのお姉さんセレクトの『噛んで歯磨き』も別バージョンがダメだったから無駄になったかな…と思ったら…

 
 
食いついた!
 
さすがお姉さんセレクト!!いつまでもあなたについていくわ!
 


2016年4月7日木曜日

ジャナチュデ、いわゆる厄除け?

首都ティンプーの北部にある『パンリザンパ寺院兼占星術学校』で行われている『ジャナチュデ』という、いわゆる厄除けのようなお祈りに小雨の中、昼休みにちゃちゃっと行ってきた。前にも書いた気がするけどラベルが見つからないので、もしかしたらフェイスブックで書いたのかな?思い出せないや…
これは毎年、この寺院で行われる行事で9日間行われます。行けるときは行くようにしているのだけれど、この期間に訪れる人はとても多く、土日には2~4時間ほど並ばないと拝観出来ないほどに込み合います。

パンリザンパの入り口
ここの寺院はわたしがブータンに来ていちばんに先輩から引き継いだ物件のひとつでもあるので、よく来たしとても思いで深い場所でもあります。ティンプーから車で30分弱だと思うのでチャンスがあったらぜひ行ってみてください。まぁ特別の何かがあるわけじゃないけれど、雰囲気とか周囲の環境とかがいい感じなの。

 
 入り口には『お知らせ』がゾンカ(ブータンの国語)と英語で書かれています。『ごみの問題があるからパックのお菓子などをお供えものとして持ってこないでね。プラスチックごみ処理にとっても困っています』との案内。仕事をしていた2008年当時、裏にごちゃっとただ放置されていて川に流されるわ風で飛ぶわでひどい状態だったので、焼却しなよ…とアドバイスしたけれど何故か拒否されたのよね…でもこうやって少しずつ変わってゆくのね、良かったわ…なんて思いつつ境内へ。
 
祭壇?の様子
お供え物…パックのお菓子で山盛りじゃん…あの案内はいったいなんなんだ…
 
ちょうどお昼休みだったし最終日だったこともあり、拝観客はまばら。友人からの預かり物もちゃんとお供えして、のんびりお祈りしてきました。
 
この日は最終日だったので、干支のお供え人形(?って言えばいいのかな)はもうありませんでした。最終日の前日に川に投げたのだそうだ。最終日の夕方は、この人形たちも川に流します。
 
人も少なかったのでそこに居た警察官に『写真撮ってもいいですか?』と尋ねるとまさかの知り合い…でもいつものように、わたしはどこで会ったか思い出せないけど顔だけは知っていて相手はわたしのことをよく知ってるというパターン(笑)今回はどこで会ったか教えてもらったら思い出したけどね。
 
このお祈りの説明を聞いて奥でお茶をご馳走になって、このお祈りの警備がいかに大変かということを力説されました。毎日5時前からお祈りが始まるし拝観客は朝5時過ぎから夜遅くまで来るけど、翌日の準備に3時間くらいかかるから夜は19時に強制的に閉めるんだとか。僧侶も警察も大変だわ~
 
最後に身に着けておくと良いスンキというお祈り紐を頂いたのだけれど、色がいっぱいあるにも関わらずわたしに赤色ばっかり何本もくれるので、受け取った後『何故だ…』とこっそりと、でもその場で考えていたら、もっと欲しいと思われたのか更に赤色のスンキを受け取ることに…最終的に赤色ばかり7本も頂いてしまいました。行けなかった同僚とわけてもまだ余る(苦笑)
 
赤色のスンキ
ちなみにスンキの色に意味はなく結び目にお祈りが籠められています。
 
 


2016年4月6日水曜日

ブータンの観光名所、タクツァン僧院。

仕事で山を登ることもおおいのだが、先日はブータン随一の観光名所である(と思う)タクツァン僧院とその周辺に行ってきた…ちなみに仕事のメインはその周辺であってタクツァンではない…

タクツァン僧院について説明しようかとも思ったのだけれど、また長くなって下書きフォルダに保管されそうな予感がするので割愛することに。興味がある方はグーグル先生か地球の歩き方に聞いてみてね。

この日は、パロのゾンで漏水の検査、パロの国立博物館の現場で実測調査、そして山の上のタクツァンとその周辺の調査、と盛りだくさんなというよりもムリすぎる計画の日帰り出張だったので朝は早朝からティンプーを発つことにした。うちのオフィスの運転手さんはかなり時間に正確なので、ちょっと寝坊したらしい同僚(新婚)はこんな大変ないちにちのスタートに朝ごはんが食べられないという事態が発生(苦笑)移動中の車で持ってきた水筒からホットミルクを飲んでいた…かわいい。

まず、他の会議に出る予定の同僚のひとりを国立博物館で降ろし、我々が山から下りてくるよりもたぶん会議が終わるほうが早いので実測調査をしておくようにお願いをした。
最終的に、会議に出た同僚は山から下りてきた我々を駐車場でにこやかに待っていたので『よくやった!』と褒めようとしたけれど『ひとりだったので実測が出来ませんでした、えへ』となめたことを言い放った。おかげで山から下りてから薄暗闇の中で実測を…泣きたい。


まぁとりあえず!久々のタクツァン僧院!
太ったし歩けなかったらどうしよう…と若干の不安もありつつ、朝ごはんを食べそびれた同僚に僧侶へのお土産(アスパラガスと山菜を3束づつ)を持ってもらって出発。登山口の様子がかなり変わっていたので驚いた。

馬に乗って出掛けるときの注意看板と入り口のお土産屋台

タクツァン僧院についての説明と拝観にあたっての注意書き


 ガイドさんもちゃんと説明しないから悪い部分もあるんだけれど、観光客のマナーについて少し眉をひそめるブータン人が多くなっているので注意書き看板は重要だと思う。まぁ日本の方がどれだけ読もうと思ってくれるかどうかはまた別の話なんだけれど…

馬に乗る観光客

真っ赤な石楠花が満開でした

ショートカットコースを進んだら想像以上の急斜面で途中で泣きたくなりつつも、なんとか無事にタクツァン周辺の寺院に到着。連絡してあったけれど僧侶が出掛けているのでお茶を飲ませてもらって待つことに…せっかく早起きしたのに意味なくのんびりするはめに…ブータン的仕事の時間の使い方よね(笑)

待つこと1時間。暢気に同僚とおしゃべりをしていたらようやく僧侶が来たので仕事の話をば。

山だからもしかしたら自生していたらどうしようと思っていた、お土産のアスパラガスと山菜をとても喜んでくれて、明後日からあるお祈りの時のご飯に料理して子供たちと食べるねと笑顔で返してくれた。この僧侶、いつもオフィスに来るときにお土産(りんごとかお供え物とか)を持ってきてくれるのでなにかお返ししたかったんだよね。でもなかなかそこまで行く機会がなかったので今回もって行くことが出来て満足です。
そういえばこの山ではアスパラも山菜も自生していなくて、採れるのは松茸とアンズ茸くらいだそう。そんなに嬉しくなさそうだったけれどどちらも高級きのこだね!

ここは施設があまり充実していないけれど子供の僧侶が何人もいるの。かわいかった~
コイン投げをして遊んでいるところ

ご飯の準備をしているところ
ここは僧侶の人数が規定に達しておらずコックさんが雇えないそう。ご飯の準備も自分たちでしているんだって。


裏道を行きタクツァン僧院へ。なかなかデンジャラスな崖が続いて何度か同僚や僧侶に『マダム、大丈夫ですか』と聞かれたりもしましたが無事に到着。顔だけ覚えているような気がするけれどどこで会ったか思い出せない僧侶に『どこで会ったか覚えてる?』って言われて困惑。僧侶の事は覚えていますがいつどこで会ったかは思い出せません、と答えるとあっさり種明かししてもらえたけれど、やっぱり思い出せない…申し訳ない、人の顔をおぼえられないんです。3年位前からタクツァンの担当になったらしい。けっこう大変だよ…と笑っていた。


この角度から初めて見たわ~


そんなタクツァン僧院から皆様にお願いが。

ルンタ(お祈りの旗)をそこらに引っ掛けないでください。

とある高貴な方がお見えになったときにそこら中に縦横無尽に掛けられたルンタを見て、全て取りさるように指示をされたそうです。見た目が悪いと。それから取れない部分以外はすべて取り払ったようですが、毎日のように観光客が来て勝手にぶら下げてゆく。とても困っているそうです。

実ははじめにのせた写真の『拝観の注意点』の8番にちゃんと記載されているんですよ。『拝観ルートに旗をかけるのは禁止です』と。ガイドさんはたぶん見てないし観光客の好きにさせていると思いますけれどね。

と、まぁこういうわけなので、皆様、どうぞよろしくお願いいたします。


久しぶりの速いペースでのトレッキングのおかげでその夜から筋肉痛になり、2日後の今日もまだぎしぎしいいながら歩いています(笑)