2015年12月8日火曜日

むちゃぶり。

 
 現場に出ている同僚Dがオフィスに来てひとこと『ねぇ、ウォンディツェ・ラカン(Dと一緒に改修の仕事を担当している寺院の名前)のことなんだけれど。部長が君に紙模型作ってもらうって言ってたけど、いつ出来るの?』と聞いてきた。

ん?聞いてないけど…?

どうやら部長と同僚Dは1週間ほど前にそんな話をしてたらしい。何を見せたいの?と聞いても、同僚Dは紙模型も見たことがないからいまいちぱっとしない返事。でも話の流れから、窓のデザイン案の図面を王妃さまに見せたけれど、イメージ出来なかったからなにかわかりやすい形にしたいんじゃないだろうかと想像。

まぁ、部長と話してみるわ~と軽く返事したのだが、お互いにあっちこっちすれ違って部長と会えないままに1週間。またオフィスに来た同僚Dに尋ねられた『紙模型は?部長は君に直接指示するって言ってたよ』…すみません会えてないんだ。っていうかあなたがわたしに直接話してくれればいいんじゃないの?って聞き返したけれど、やっぱり『おれはよくわかんないけど、紙模型が必要だって言ってるんだ』との要領の得ない返事。

会えないしメールもくれないからわかんないんだもん…と言いかけたけれど、翌日にCivil Servise Award(公務員は10年とかのきりが良いときにメダルをいただけるの、その表彰式)があったので、きっとそこで会えるから話をするねと伝えて、その場は終わらせた。

で、翌日。久々に会えた部長と式典の最中に打ち合わせ。あ、言うの忘れてたわ~なんて言われつつ指示が出た。やっぱり王妃さまがイメージするために簡単な紙模型が欲しいとの事『あ、急ぎだから明日出来るかしら?』

2週間も放っておいたくせに、急ぎとか!

ブータンっていうか、うちのオフィスあるあるだけどね(笑)

というわけで作りました。簡単紙模型。縮尺は200分の1。

学生時代につくったような立派な模型ではなく、コピー用紙で作る模型です。ブータンは模型用の材料などもないので、もしも本格的なものを作ろうとすると材料集めからがとても大変なのですが、大抵はコピー用紙で簡単に作って!と軽く言われます。当然だけれどふにゃふにゃだからちょっと面倒くさいの。
 

 
ちょきちょき準備中。
 



使うものは、左から、日本から持ってきたころころ糊、インド製のスティック糊(備品)、切れないはさみ(備品)、切れないカッター(備品の借り物)。

 
なんとか、期限に仕上げたよ。まぁ屋根の勾配は正しくないんだけれど、それは重要じゃないし急ぎだから今回はいいってことで(笑)
 
最近、こういう紙模型を月1回くらい作ってます。せめて切れるはさみが欲しいんだけれどなぁ。

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