2015年7月11日土曜日

さかのぼり日記(6月1~7日)

ねこちゃんの去勢(3月末)をしてから、若干でぶった気がするのでダイエットを仕掛けた。ご飯の量はちゃんと計量してから与える、お皿の前でにゃ~と鳴いていたりもの言いたげな視線を投げかけられてもムシ、朝にぺこりんだよ~起きてよ~って布団の中に進入して爪でかりかりしてきても、抗議のためにお布団でち~しようとも…そりゃぁ頑張ったんですよ、わたしなりに。
でも抗議の声は大きくなる一方だし、物理的な被害(睡眠不足、お布団への被害、引っかき傷多発)による心身的な疲労により、ねこちゃんのダイエットは一時休戦です。
うちのこ、野良歴が数ヶ月あるからか食にたいして貪欲なような気がします。いや、飼い主に似てるのか?



6月2日(火)仏陀のパリニルバーナという祭日でした。
仏陀が悟りを開いた日…だったと思う。例によって例の如く、タシチョ・ゾンにてトンドルのご開帳があるというので朝から出掛けることに。いつもこういうことに飽きずにご一緒してくれるYさんに感謝です。

さて、何度も書いているので説明は不要かもしれませんが…トンドルとは大きな刺繍とアップリケで作られた仏画です。シルクで仕立てられているものも多く日にあたると退色して傷んでしまうことから、まだ日が差さない暗い時間に掲げて日が差す前に仕舞うのが一般的ですが、僧侶たちが多くの人に見てもらいたいと思っていたり、拝観しにきた人が途切れない場合などはその限りでなく、昼頃まで掲げられていることも多いです。そんなトンドル、タシチョ・ゾンには複数存在します。デザインが異なる(描かれている仏が異なる)ので、その祭日の意味によって掲げられるものが決められているようです。

今回は仏陀関連なので仏陀のトンドルが掛けられていました。このトンドルは西側の壁に掛けるので日が差してから写真を取るとまるで後光が差しているようにみえるのです。なんともありがたい気分に。

ちなみにトンドルを複数所有しているゾンは、首都ティンプーのタシチョ・ゾンとわたしの大好きルンツェ・ゾン。ルンツェ・ゾンにはブータンで唯一の観音菩薩のトンドルがあるんです。日本の方が見れるチャンスはほぼないと思うのですが、本当に素敵なトンドルなのです。チャンスがあれば是非。

この日はちょうどタシチョ・ゾンのちょっと上の方にあるジルカ尼僧院にもトンドルが出ているのが見えたので行ってみました。ジルカ尼僧院ではこの寺院の創始者であるドゥプトップ・タントン・ギャルポというチベットの高僧のもの。


大きなものではありませんが(もちろんサイズとしては小さくもないけどトンドルとしては小さい)とても凝ったつくりで女神(?)の首飾りが実際のパールのようなものを縫い付けたりしてあるんです。とってもかわいいの。

多くの人が集まりお祈りを捧げていました。


6月5日(金)新しい事務次官のありがた~いお話がありました。
わたしの所属している内務文化省(Ministry of Home and Cultural Affairs)では5月末に事務次官(Secretary)が異動になりました。

今までお世話になっていたツェリン・ドルジ(Tshering Dorji)事務次官は、内務文化省から外務省の事務次官へ。お祝いのスカーフを渡しに行ったとき奥様が『これでうちの旦那が激務から解放されるわ~』と晴れやかにコメントしたのが印象的でした(笑)ほんっと、お世話になりました。次官の激務の原因のひとつがわたしたちの文化局文化財保護部(Division for Conservation of Heritage Sites, Department of Culture)の仕事でしたもんね。
奥様はとってもさばさばした気持ちの良い女性で、以前出張に同行された時『日本食の作り方ならいたいから今度うちに来なさいよ。そうね肉料理がいいわ、美味しい肉料理なにか教えて』と言われ『肉料理は出来ないけど、野菜とかお菓子なら』と答えたわたしに『野菜とお菓子は興味がないわ』と一刀両断した方です(笑)まぁブータンで出汁とかが手に入らないから、お料理教室が開かれなかったのは良かったんだと思う…

新しい事務次官はもと公共事業省の事務次官(その前は労働人材省の事務次官だった)。定年まで1年くらいらしい。会うたびに『君にいい人を紹介するよ、ブータン人と結婚したまえ』って言われ続けてはや7年。いちどもいい人を紹介してもらったためしはありません(苦笑)いや、紹介されても困るんだけど…

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