2015年1月17日土曜日

National Animal Hospital, Thimphu

ねこちゃんとティンプーの自宅で同居を始めて1週間。ようやく時間が取れたのでティンプーにある動物病院へ行ってきました。動物病院はティンプーの街からあまり離れていない、野菜市場の近くにある為のんびり歩いて出掛けることに。事前にキャリーバックの代わりにする用の買い物かごは用意してあるし、ねこちゃんはそのかごに入るのが嫌いじゃないみたいだし、きっと問題ないわ大丈夫☆というわけで、ティンプーのおうちに来てから初めてのお出掛け。

思ったよりもかごが小さかった。っていうか、思ったよりも育ってる?

途中のスーパーで猫用グッズが何かないかと確認…ペットグッズ・フードコーナーには先客がいて、ラブラドールっぽい子犬を抱えた女の子のふたり組み。ブータンではまだキャリーバッグは普及していないのでたいていの子犬は手で抱えて運ばれています。

たいしたものはない様だし、かごの中のねこちゃんはラブラドールに毛を逆立てて警戒しているので早々に引き上げ。にゃーにゃーと鳴くかごに語りかけながら買い物を続ける不審な外国人。そんなところを日本人の知人に見られたりしつつ、ねこちゃん自慢したりもしつつ動物病院へ。

国立動物病院。なかなか立派な看板です
 
なかなか立派な建物でもあります

中に入ると患畜さんは犬しか見られませんでした。みな何かの血統書とかがついていそうな感じのわんちゃんばかりです。ここでも、ほとんどのわんちゃんは抱えられているだけでリードもつけられていない状態。まぁ子犬が多かったし、大きい犬はリードがつけられていたからブータン的には問題がないんだろうと思われます。日本だったらきっと大問題。

誰に話しかければいいのかわからないので、適当な人に話しかけると外で手当てをしている先生を教えてくれ、その先生は慌しく受付の人を紹介してくれて、無事に受付が出来ることに。普通は抱えてきたりしているので何の動物を連れてきたのかすぐ見ることが出来るのですが、ねこちゃんは買い物かごに入っていたので、受付の人はわたしを見ても動物病院に用がある人ではなく、うっかり迷い込んだ外国人観光客か買い物客だと思ったらしい。

野良猫を拾って性別も年齢も不明だと伝えると、先生に頼んでみてもらうことに。3~4ヶ月のメスと判明。予防接種とかいろいろ相談したくて来たんだけれどと伝えると、受付の人が『健康そうだし大丈夫、狂犬病の予防接種しましょう。あと野良だったので虫下しをあげますね』と。受付の人は先生じゃないけど、ただの事務員ではなく助手も兼任の様子。なにしろ忙しそうで、健康そうなねこちゃんを連れてきてちょっと申し訳なくも感じてみたり…

受付のその場で捕まえといて!と頼まれ、ええっ??と戸惑っていると、もうひとりの方がこういう風に持つのよと、ねこちゃんの襟足を捕まえてぶら下げてぷすっと注射。あっという間の出来事でした。

ねこちゃんのワクチン手帳を下さり、虫下しの薬の飲ませ方を口頭でさらっと習い、その辺の紙をちぎって虫下しの薬を渡され、わたしのティンプー動物病院デビューは終了しました。う~ん、すごかった。
文庫本よりもちょっと小さなサイズのワクチン手帳

帰りに立ち寄った店でも、にゃーにゃーと聞こえるとみんなが『何が起こったの?』って顔できょろきょろ。『猫がいるの』と伝えると『なんで猫を買い物カゴに入れてるの?』と必ず聞かれ『予防接種するの』というと怪訝な顔。ブータンで猫は『ねずみ取りの為の居ると助かるもの』であって、ペットとして可愛がる対象ではないんだなぁと感じた一日でした。

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