2015年1月31日土曜日

ゴミ捨てのこと。

わたしが普段住んでいる首都ティンプーでは、週に数回ゴミ収集車がくるので、ゴミ収集車が来た時にゴミを持って出て収集車に回収してもらいます。今まではだいたい月・木・土、時間はまちまち。平日は出勤した後に収集車がくるので基本的に出すことは出来ず土曜日にまとめて出しています。どうしてもゴミが多くなってしまった時などにだけアパートの一階にあるなんでも屋さんのアマ(お母さん)にお願いして出してもらっていました。

そんなゴミ出し任務がある土曜日。なかなか来ないなぁ~なんて思っていたけれど、お昼前にゴミ収集車がやってきました。ゴミ収集車は日本から寄付を受けたパッカード車。それぞれの建物の前に来て止まった時にクラクションやサイレンを鳴らします。それを合図に皆がゴミを持って降りてきます。週に一回、この時はご近所さんとも会うことが出来るので立ち話にも花が咲きます。

今日はいつもよりも遅いよね…なんて話しつつ停まったゴミ収集車にゴミを積み込もうとすると、回収係のお兄さんが『今日は生ごみだけだから』と一言ぽつんとつぶやいた。
生ごみだけ??ブータンでは基本的に燃えるものの燃えないものもビンも缶も乾電池も生ごみもプラスチックもすべて一緒(一部のペットボトルは分別しています)。焼却施設はないので、ティンプーのはずれでまとめて集積しています。そんな状態だったはずなのに『生ごみだけ』ってどういうこと?っていうか、そんなこと知らなかったから、もう袋の中でごちゃごちゃに混ざっちゃってんだけど…

戸惑っているのはわたしだけでなくみんながみんな??という感じ。『これ、どうすればいいの?』と聞いてみると『そこに置いてけ』と言われたのでその通りに従うことに。

英語の話せるご近所さんに『いつからこうなったの?生ごみ以外はいつ来てくれるの?紙ゴミは?ビンや缶はどうするの?』と聞いてみたが誰も知らないと。その場でご近所さん達が収集車の人に質問してくれてようやく状況が見えてきた。

間違ってるかもしれないけど今の時点でわかったこととして…どうやらティンプー市役所が土曜日の生ごみだけは自身で回収を行い、その他の資源ごみについては外注に出したらしい。とはいえ、資源ごみの回収とは言ったって、紙ゴミやプラスチック瓶や缶はすべて今まで通りごちゃ混ぜでいいらしいんだけど…

うちの地域は土曜と火曜が生ごみの日で、木曜がその他のごみの日になったらしい。

ご近所さんは共働きが多いので、それじゃぁ困るよね…と困惑気味。1階のなんでも屋さんのアマ(お母さん)には申し訳ないけれど、これから平日にはお願いしなきゃいけないよねぇ…と。アマは優しいので引き受けるわよと言ってくれたが、22世帯も入っているこのアパートでみんなが頼んだらすっごい量になっちゃうと思うのよね。同じくらいの規模の隣のアパートの人だって頼むだろうし。

ゴミの分別はとても良いことだと思うし日本だと普通だし、ブータンのゴミ出しシステムとして分別していないとはいえ大雑把には分けて袋に入れてだしていたんだけれど、今後どうやって回収してもらおうか?どうしようか?とちょっと戸惑った土曜日でした。

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